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「兎に角……は、離せッ!」 コイツの笑顔は、眩し過ぎて目がチカチカしてくる そして、こんな往来でするやり取りでもない 握られていた手を無理矢理剥がし、目の前にる陽向を睨んだ 「陰山?」 「き、貴様ッ、俺がこの前言った事は覚えていないのか?男同士付き合うと言うのは、世間体も法律も問題だらけなんだぞッ 日本では認められていないと言っただろ!」 「大丈夫、大丈夫!俺、障害が大きければ大きいほど燃えるし!」 「は?そう言う問題じゃ…ッ、そ、そうだ!き、貴様は良くモテるだろ。なら、他の女子と…」 「うわっ、今のマジ嬉しい!陰山は俺の事カッコいいって思ってくれてたんだ!」 「まぁ、見てくれは良いと思う……と、違う!だからッ…い、今も周りから好奇の眼差しに晒されているんだぞ。ほら、見てみろ!」 「え、え?それって俺たちの事、羨ましいって事じゃん!皆から祝福されて良かったな、陰山!」 「ッ、ッ…」 良い訳あるか! コイツ……何で分からん 俺が言いたい事が何で通じないんだ もしこのまま陽向に付きまとわれて、ストレスで俺の胃が穴だらけになり学校へ行く事も… いや、人前に出る事すら出来なくなって… 「……部屋に篭る毎日。そのうちストレス性胃腸炎で食事も喉を通らなく筋力も落ち歩く事すら億劫。 終いには人としての尊厳は何かを自問自答しては自分を責め、やる事といえばただ寝るだけ、そんな廃人に成り下がるとか……考えると…ッ」 「あれ?陰山、また震えてねぇ?しょーがないなぁ」 「へ?」 ………と、突然腕を引かれた そう思った時にはギーュッと強い力で抱き着かれていて…って!? 「ッ、ッ!!!」 「陰山、あったかい?」 俺の顔を覗く陽向の顔が近くにあって、これは… 「~~~ッ、う、ぁあ」 「ん?陰山?」 なんだ、なんだ、何なんだこれは! 顔が熱いッ

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