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「な、な、何をするッ!離せッ」 キャーキャーと周りから聞こえる悲鳴が煩い いやそれよりも煩いのは、陽向に抱き締められている全身の 至る所から聞こえるバクバクと打ち付ける心臓で… 「貴様ッ、こんな事して…ッ、俺を侮辱するなんて…離せと言ってるのがッ分らないの、かっ」 「ちょっ、陰山…そんなに動くと俺…」 「な、何だ一体?」 「勃ちそう……つーか、もう勃っちゃったりして?」 は? 何を、コイツは言って… 「陰山から体グリグリ擦り付けられるなんて、マジ幸せ!陰山って積極的なんだな!」 は、はぁあああ!? 今、コイツ俺に対してなんと言った! 「ぉおお、俺がいつ貴様に積極的になったーグボッゲホゲホゲホッ こんなにも嫌がっているのが、ゴホッ分からんのかグッ、ガハッ!」 「あっ、でも俺は積極的な陰山大歓迎だからなぁ。 そうだ、今のまんまの陰山もイイけど、前髪あげたらもっと積極的になってくれたりして、よっと!」 「へ?」 フワッとおデコに暖かい感触がする したと同時に視界かクリアになって… 「な、な、なッ!!!」 「やっぱり、陰山って…」 大きくてしっかりとした手のひらから伝わる陽向の体温が、どんどんおデコに集まっていく 今の俺は耳まで真っ赤だろう でも、変な表情した陽向も俺に負けないくらい赤くなっていて… 「すっげー綺麗……俺、陰山の事…」 ゆっくりと顔が寄ってくる 鼻が付くぐらい距離が…近いような… いや、近いッ! 口が、口が……付ーッ 「ヌガァアアアアーーッ!!…ぐ、ゲホゲホゲホっ、んっ、ゴホッ」 「痛ッ~~!」 込めれるだけの力で陽向の体を弾き飛ばしていた

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