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青いポインセチアの花言葉 2

 とうとう見捨てられたか。見捨てられたという表現が不適切なら、愛想を尽かされた、が正しいのか。それも変だ、そんな扱いを受ける筋合いはないし、まったく言葉探しも楽ではない。  机の前に座ると、やりかけていたデータの入力を終えて、今日は早めに帰ることにした。雨も降り出しそうだし、早く帰って早く寝よう。くさくさした気分を解消するには寝るのが一番効果的だ。  そして夕刻、相変わらず人気のないマンションの前でタクシーを降りたところ、見覚えのある二人があたふたと走ってくるのが見えたのだが、建物の方向から来たのはなぜだろうか。 「先生! 羽鳥せんせーいっ!」  両手を振りながら叫んでいるのは松下だった。今にも足がもつれそうな姿から相当の焦りが感じられるが、いったい何事?  「はっ、早く、大変です、結城が、大が、あのバカ野郎がっ!」  滅茶苦茶に喚くのは芝、しきりにマンションの方向を、それも屋上を指している。 「いったいどうしたんだ?」  はあはあと息を切らし、肩を上下させながら松下が説明した。 「大のヤツが先生のマンションまで来いって電話してきたんです。それでオレらが到着したら、非常階段からいきなり屋上に上がって、あそこから飛び降りるって言い出して」 「なっ、何だって?」

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