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青いポインセチアの花言葉 11
やんわり微笑んでみせると、結城は了解を得た嬉しさからか「それじゃあ、もっとバシバシ出しちゃうけど……いいよね」などとかました。
もっとバシバシ……少しばかり不安にかられる。
こちらに手を伸ばした結城は私の脚を気遣いながらうつ伏せにすると股を開かせ、左右の臀部に触れてきたが、その部分が露わになるのが気恥ずかしくて枕に顔を埋めた。
男相手は初めてでも、手筈は承知しているようだ。いや、女でもそこを使うやり方はあるらしいが……いかん、気持ちが萎えるようなことは考えないようにしよう。
「これが先生の蕾……ここもキレイだ」
そんな隠れた部分までも褒められるとは思ってもみなかった。
「最初は指がいい?」
いちいち訊くなと任せていると、ヤツは大胆にも臀部に顔を近づけ、窪みを舌で湿らせてきた。
「ふ……ん」
舌でなぞられているという感触が羞恥以上の快感に変わる。
次に指が入り込んできて周りの壁を刺激し始めると、私ははしたなくも腰を振っていた。
「気持ちイイのはこの辺?」
だからいちいち訊くなと言っている。
私の反応をいいように解釈し、
「そうか、やっぱりここらだな」
などと勝手に納得すると、結城はますます指の動きを活発にした。
「あ、ああ……んん」
つい、甘い溜め息が漏れる。
結城は体重をかけないように気遣いながら、自分の身体を再び私の上に重ねた。
またしても耳朶を、乳首を、ペニスをいじられて、私は狂ったように喘いだ。
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