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⑥
「これから本番‥‥」
シーンとした教室に残された小さい奴の言葉が響き渡る
「は?」
「これからが本番だったんですよ!何してくれたんですかーーッ
この為に、この為だけにせっかく男子校を選んで来ての、初物ゲット頂きますッ
そんな所だったんですよーー!」
「き、キメぇッ!!」
「でも‥‥」
バンバンと床に手を叩き打ち萎れているそいつが
「神谷が相手してくれるんですよね!」
顔を上げた頃には笑顔も笑顔
その可愛い顔から想像出来ない言葉をぶっ放す
「はぁああああ!?テメッ何言って!!」
「市 惣四郎です。ソウちゃんって呼んで下さい神谷」
「呼ばねぇーーよッ!
つーか、何さっきから言ってやがるんだァァァ!?」
「神谷は男に抱かれた事は‥‥」
「な、ねぇーーに決まってんだろーーがっ、それ以上ナメた事ほざくと、ぶっ殺す!」
「ヤッターーーー!!神谷の初めてゲットです。1発ヤれば抜け出せなくなる程気持ちイイんで、是非ヤりましょーー」
「テメッ、何言って‥」
「神谷は僕の好み、どストライクなんですよ!!
入学式で見た瞬間、食べたいって思いました。
その絶対『受け』でない体、嫌がりながらも快感には勝てなくなりそうな感じが‥‥
大好きですーーー!!」
「っ、っっざけんじゃねェェェェェ」
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1年の初っ端からこんな奴に会ったのが運のツキだったのか、その後も俺がいくら突き放そうが、キツイ事を言っても
全然めげなくて
それは今も変わらずで、段々と激しくなってきたセクハラに
毎日が騒がしくなった
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