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「神谷は隙が無さすぎますよ。僕に食われたいなら、少しは見せる努力も大切ですよ!」 「食われたくもねーのに、見せれるか馬鹿がッ」 「まったく、背中にも目があるんじゃないですかー?」 「うっせーー」 市は時々鋭い 人間観察が趣味と言っていたが、あの目は獲物を物色する目 とにかく、そいつがどんな奴でどういった行動を取りそうか分かるらしい 「あっ神谷、授業始まりますよーどこ行くんですかー?」 俺が教室ではない逆方向に体を向けただけで案の定、市がすぐに気がついた 「ちッ…どこでもいいだろうが」 「保健室ご一緒します」 「なんで、保健室限定なんだ!一人で行きやがれ」 「学校で唯一ベッドがある場所に一人で行けますかー!!そんな所で一人盛り上ったって興奮は‥‥しますね。しますが、でも二人なら汗ばんだ体を嘗め合う事も」 「それ以上言うんじゃねェェェ。つーかテメッ引っ張るなゴラァァァァ」 セクハラ発言連発 それでもって一人盛った市が、俺を連れて行こうと腕を引っ張り始める (くそっ、力強ェ!) と、そんな俺のすぐ後ろから 「神谷‥またお前はサボるのか?」 「ーー!!!」 低い声が聞こえ、直ぐさま後ろを振り返れば 苦手な奴が立っていた  

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