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第7話 - ①
一難去ってまた一難
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あいつ‥しつけェェェェ!!
「神谷、待てと言ってんのが分からんのかァ!それに廊下は走ったら駄目だろ」
「うっせェェェェェッ、テメェも走ってるだろーがァァァ」
この俺が全力疾走してるのに、何でマけねぇんだ、クソッ!
「退けろテメェらァァァァ!」
俺の怒鳴り声で、廊下にタムろしている奴らが、驚く
旧校舎から逃げ出した俺は、新校舎に来たはいいが‥‥
どこに身を隠すか整理出来ないまま、廊下を走り回っていた
集中してないと乃木の音が聞こえなくなる
どんだけ差が縮まっているか
あいつの隙をつく事出来きないのか
音を頼りに何とか逃げ切ってはいるが‥‥
「待て神谷ァァァ」
「ッ!!!」
チラッと後ろを振り向けば‥‥
(恐ェーーッ)
精悍な顔付きがさらに凄みをました乃木
そんな奴が息も乱れた様子もなく追ってくる
絶対、捕まる訳にはいかない
弱点知られた今、何がなんでも。
(つーか何でこんな事になってやがる!)
するとついに俺が願い求めていた隙が、
後ろで人と人がぶつかる物音が
耳に聞こえてきた
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