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(や、ヤバかった‥‥) 一気に力が抜ける 緊張も解け ホッとしたのもつかの間 続いて俺に訪れたのは… 「ひッ!!」 手の平にヌルッとした熱い 粘膜質のモノだった 「なッ、な、な、何してやがるッ」 「神谷‥僕、我慢出来ません! そんなに強く抱きしめられたら、ハァハァ‥押し倒したくなりました」 腕ん中でいまだに抱きしめたままの市が あろう事か俺の手の平を 嘗めている 「ややや止めろ馬鹿がッ、テメェ何ほざきやがる!?あれは乃木に見つからねぇ様にしただけだ」 「あッ、そうですよ!神谷は何で委員長に追っ掛けられてたんですかー?何かしたとか?」 「し、してねぇーよ」 「ん?では、何かされたんですか?」 何か、された‥ その言葉を聞いた瞬間 乃木の唇の柔らかさ、舌の熱さ そして、吸われた時の何とも言えない感触 「~~ッ」 不意に思い出してしまった俺は 思わず、手を口に持って行っていた 「え?」 「あ‥‥」 シマッた 市の見開いた目を見て、今、取った行動は明らかに安易極まりない 「神谷!?まさか、委員長とチューしたんですか?」 「!!!」 案の定 鋭い観察眼を持っている市にバレたのは至極当然の事 「本当に‥‥」 「は?」 「本当にチューされたんですか!?舌は?舌は入れられたんですか?」 俺の両腕をガッシリと掴んだ市は、なぜか必死に聞いてくる 舌… と、言われ否応なしに口の中を蹂躙する舌の感触を思い出してしまい、顔が熱くなる 「~っつ~~ッ!!」 「なッ、神谷ななななんてエロい顔しくさってんですかぁーーそんなに良かったんですか!ま、まさか、あまりにも気持ち良くって、神谷からも絡めたり、せがんだり、はたまた体まで許したりは‥」 「する訳ねェだろーがッ!!」 「そうですか‥それは良かったです」 一個も良い事なんてない 反論しようとした時… 「まぁ、神谷のキスは委員長に先越されちゃいましたが、まだその体は開発されてないなら、ヨシとします。なので神谷、僕に頂かれちゃいなさーーい!」 「は?市テメェこら、ふざけんじゃねェェェェ!」 何を勘違いしたのか、どうしてそこに辿り着いたのか分からないが 今度は市に押し倒されていた

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