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ドクドクと心臓が、そしていけない部分にも血液が集まり、限界ギリギリ そんな俺を知ってか知らずか‥‥ 「ネコちゃん、あったかい〜」 「ね、ネコ?ちょっ、に、に、兄ちゃんッ」 俺もそうだが、兄貴も無類の動物好き 夢の中でネコと戯れるのはいいけど、今度は俺の腰に足を絡ませ、さらに引き寄せられる ソファの肘掛けと兄貴の顔の横についた両手でもって、頑張って耐えてはいるが… 「に、にに、兄ちゃん、色々ヤバいから」 これ以上、くっついていると本当に我慢が出来なくなる そんな俺に追い討ちをかけるかのように… 「んん〜〜ネコちゃん、チュ〜」 「……ッ!に、兄ちゃんッ」 寝ぼけて俺に唇を近づけてきた その瞬間、ブワッと何かが弾ける 「あ……お…俺…俺、… 」 腕の力が少しずつ抜けて、体がゆっくりと前方へ傾いていくのを 止められない 「俺……に、兄ちゃんが…ゴメン、兄ちゃんの事が…」 自然と口から溢れ出てしまう 一生、墓場まで 口が裂けても言わないと誓ったその言葉が。 柔らかい髪に指を這わせ、近付いて来た唇に重ね合わせるように顔を寄せた

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