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②
「かーみーや、今日も美味しそうなおケツですね!」
「っ、朝っぱらからキモい事、言ってんじゃねぇッ」
寝付きが悪い夜を過ごし、寝たか寝てないのかのそんな状態から朝起きてもモヤモヤが止まらないまま
学校に来るや否や
相変わらず市からのセクハラが待っていた
コイツに構ってる余裕なんて、ちょっともない俺に、いつもながら引っ付いて来る
早く市を引き剥がし、賑わうこの廊下から去りたかった
「キモくないですよ。キュッと引き締まった素敵なおケツに、心奪われて何がいけないんですかー!
もっとも、神谷の中に嵌めれれば、最高の締め付け感を味わえると‥」
「それ以上ほざいてみろぶっ叩くぞ」
拳を握り、市に振りかざそうとした時‥
「朝から元気だな。神谷、市」
「!!!!」
くッ、この声は‥‥
これまた相変わらず足音、気配なんて無い無音野郎のお出ましで、急にドクドクと鼓動が速くなる
乃木に会いたくないが為、とにかくこの場から離れたかったのに。
「いいんっちょーー!はい、僕の息子くんはいつでもバリバリ…
あれ?委員長…顔どーしたんですか?」
「ああ、これか?」
「ちっ」
市がそう言うのも無理はないだろう
乃木の左頬にガーゼが充てがわれていれば。
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