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第11話 - ①

金髪 ■■■■■■■■■■■■■■ 「マジ最悪だ‥‥」 どこぞの乙女か、俺は! 乃木が名前言っただけだぞ! 乃木が俺に触っただけだぞ! なのに‥ 「~~~~ッあ゙ぁ゙あ何だか訳分かんねぇ!」 今だに心臓がバクバクいってんのも、考えがまとまんねぇのも、悶々として むしゃくしゃしやがる! 髪をグシャグシャ掻き回してもスッキリする訳もなく ここ屋上で悶えるしか出来ないでいた あれから近くにいた野郎どもを、片っ端から蹴散らし散々暴れ回った後 俺に残ったのは疲労感と脱力感 昨日から寝付けなかったのもあり、睡魔も襲って来ている (はぁ‥しばらくここで休もう‥‥) そうだ‥今日は天気もいいし、のんびりと‥‥ 「神谷ァァ今日こそは、ほんまブチのめすッ」 ここで体を休めて‥‥ 「いつもいつもコケにしくさってッ、て聞かんかァァァァい!!」 「‥‥うっせぇ‥‥またお前か、おやすみ」 「おお、ほなおやすみって寝るんやなァァい」 だから、うっせぇ いつも俺に喧嘩吹っかける割りには、一発腹に蹴り入れただけで、すぐノビる金髪野郎 ナリは一端の不良 乃木ぐらいの身長で、強がった面構え 見てくれだけなら、きっとそこら辺の輩は近づかない ただ、単に弱い そんな相手にするだけ時間、体力の無駄にしかなんねぇ奴が 鼻息荒く、屋上に現れやがった

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