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⑤
「ほな寝れや、ね~んね~んころ~りよ~」
「ッ、……ひッ」
違う、そうじゃない
と、言いたいのに甘い痺れによって、口が上手く動かなくなる
「弟にいつもやってんねん。こうやってな弟も頭撫でるとすぐ寝るし、気持ちええやろ?」
「く…ッ」
(こっちは気持ち良くなりたくねぇんだよッ)
そんな心情の俺を知らずに
三根は胸ん中の俺を子供をあやす様に
頭を引き寄せナデナデと手を這わせるなどの、やりたい放題
「‥‥ン、‥ぁ‥」
「神谷?」
「ちょっ、‥三根離せ‥‥ンッ!‥‥ぁ、」
ヤバいッ
ビクビクと体が跳ねて、息が荒くなる
頭に回る三根の手が耳に掠る様に触れていき
そのたびに力が抜けて
「ンッ‥‥み、ね」
それが声にも表れていた
「へ?な、なんや?神谷どない‥」
「くッ‥‥ん、ぁッ‥やめ‥離、せ」
気持ち悪い喘ぎ声とブザマなまでの醜態
顔は熱いは、自然と目に涙が溜まり視界がボヤける
これ以上はマズい
理性が快感に負けそうになる
昨日のように気持ち良さを求めて、自分が自分でなくなってしまう
もっと刺激が欲しくなる前に…
精一杯の力でもって三根の襟を掴んだ
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