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第三話

放課後、いつもよりも早めに寮に帰った。私服に着替え、大神の部屋へ向かった。この部屋に入ったのは、初めてだった。何故なら、最も成績の良い人が住む部屋だからだ。この部屋は、自分でお金を払えば、改装してもいいことになっている。 この学園は本当に金がかけられている。生徒が住む寮なのにここまでのものを用意する学園はほかにはないだろう。まあこの部屋の持ち主は一般の生徒ではないからな。成績が優秀でなくともこの部屋をあてがわれていただろう。 大神は、ベットに腰かけていた。 「遅かったか」 「いいや。大丈夫だよ」 「そうか。で、何故よんだんだ」 「佐々木君に確かめたいことがあってね」 「?」 「佐々木君って、フェロモン体質でしょ」 「何のことだ」 俺の肌を冷や汗がつたった。 「とぼけないでよ。佐々木君のことは、調べさせたから何でも知ってるよ」 「なっ?!」 調べさせた?どういう事なんだ。しかもフェロモンの事まで… 「発情したことはあるの。どんなだった」 興味深々に聞いてくる大神がうざくなった。 「フェロモン体質なのは、認めるが発情なんて来たことがない!」 「そうなんだ~」(にたァ) びくっ!! なんだこの感じ、身体が熱い!!!? なぜ?今なんだ?これは、どう考えても、、、、 発情。 「やっと僕のフェロモンが効いてきた。」 カクン 身体がフワフワして、立っていられなくなった俺は、近ずいてきた大神にもたれ掛かって しまった。 「佐々木君は、持ち前の精神力で発情を抑えていたんだよ。だから、無理やり発情させれ ば、すごいことになると思ったんだ〜」 「さぁ、こっちの部屋で、俺と、遊ぼうか。」 大神は扉を開け俺を中に押し入れた。 その部屋は、見たこともない道具が並び赤と黒を基調とした恐ろしい部屋だった。

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