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光の渦-3※

… …… ……… 「……俺の、飲んじゃったの?」 「そうだよ?」 「……ご…ごめんなさい、ランフィス」 「大丈夫、だってこれはユウトのだから」 "これから、これからなんだよ?" ランフィスは微笑むとまた、優斗をやさしく包んで、 「ユウトの高まりを頂いて、そして私とさらにひとつとなるんだよ?」 優斗の後ろにそっと触れた。 「ランフィス…!そこ……は。。」 中へ探るようにランフィスは指をいれてきた。 "………ぅっあ…" 何度もやさしくそこをほぐすようにされると。 「…んっあ…」 ツンとした痛みとそれと、そして、また、あのざわざわとした感覚が優斗に来る。 何か耳元でランフィスが囁いてきた気がしたけれども、だけどそれはもう。自分の中に湧き上がる何かに押し流されて分からなくて、 「んッ……ぁ…」 口を開いて喘ぐような声をあげた。 その身体の奥底から湧き上がるモノが優斗の身体を支配する。 それは、深い それは、 海の底にいるみたいに 空の上に飛ぶみたいに でも違う、暖かい何か。 身体を支配して、そして、身体をすべて………。 優斗が気が付くと、綺麗な黄金の色が周りに満ちていた。 それは、暖かい光だった。 ……光…。 辺りが光り輝いていた。 「これが光がユウトの光なんだね。暖かい光だ」 "……その光をその力を" 「……ぅあッ…んッ…!!」 (…何?これは……ランフィスの…?) 優斗は後ろへ熱い何かを挿れらて激しく声を上げる。 「いや…め・・!!」 痛い痛い・・痛いのは嫌だ。 だけど、この痛さは違う。 甘い。 甘いんだ。 優斗はそう感じていた。 光は暖かく、一気にその貫きでさらに輝き、それは、黄金からさらに強い光で白く白くなっていった。 光の源は優斗だった。 それは優斗からランフィスへ向かい、ランフィスを包む。 そして、その光は優斗の身体をも包みこむ……。 「・・・これは何・・・?」 これが これが、 ……気の力…… 「……ユウト…」 ランフィスの囁く声が優斗の耳元へ触れるように届いた。 "ユウト、君に頂いた気の力を、この地へすぐに注ぐよ……" ……… …

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