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朝の間-3
優斗の顔がかああああと赤くなった。
「これって、俺が、ランフィスとヤッたって事がおおっぴらに知られてるって事?」
(ちょっとまってよ。それって、それってそれって。嫌すぎる)
「うわ!それって、もう。恥ずかしすぎる……!」
ランフィスは何が問題が?というように優斗を見ている
「これは、当たり前の事で、皆、揶揄しているわけじゃないから」
「そう、そうなんだろうけど、ここでは、当たり前なんだろうけど、だけど!!」
(それって何の罰ゲーム?)
優斗は昔のフランスとかは王が結婚してその初夜を公開していたとかなんとか聞いたことがあった。まさかまさに、そんな状態が自分にふりかかってきているとは、ランフィスは皇子だし。まさにその通りだし。自分はそのパートナーだし、どっぷり関わっているっていうその事実に優斗は頭を抱える。
でも、問題なのは、それが初夜だけじゃなくってここでは、もう、そういう事をするたびに、皆に知られるって事で……。
(うわわ・・)
なんだがいたたまれなくなった優斗は、ランフィスが抱えていた腕から降ろしてくれとたのんで床に下りた途端に、そのまま、ダっと駆け出してもとのベッドに滑り込み布団をかぶってしまった。
「ユウト?」
ランフィスがあわてて優斗を追いかけて来て心配そうに声を掛ける。
「このままにしておいて」
優斗はそう言ってそのままベッドで布団を甲羅みたいにして、がちがちにもぐりこんで、誰も寄せ付けないようにしてしまった。
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