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再会と別離-4
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……
…………
優斗は何やら暖かくて柔らかいものが身体を包んでいてとてもいい気持ちだなと思いながら眠りから覚めようとしていた。
(このままずっと寝ていてもいいよね。よかった……これで安心して眠れる)
"安心して……?って?"
一体何でどうしてそう"思う"んだろう?
(あれ……?)
そこから一気に優斗は現実に引き戻された。
(あれ?何があったんだっけ?)
そして、自分の頭を一生懸命起こして閉じている目を必死で開けようとした。
「ランフィス?」
目を開いたその目の前にランフィスの寝顔があった。ベッドの傍らに座ってそのままベッドによりかかったまま転寝をしていた。思わず優斗がランフィスの名を呼んでしまうとその声で目覚めたようだった。
「ユウト?!よかった……やっと起きたね」
ランフィスの手のひらが優しく優斗の頬を撫でた。
「ユウトが目が覚めたのをまっさきに知りたかったからここにずっといたんだよ」
優斗は起き上がろうとしたけれども、それをランフィスが止める。
「急に起き上がるのは良くないから……」
ランフィスが静かに優斗を抱き起こす。優斗は部屋にとどく昼の日差しがとても眩しくて、目を細めながらランフィスを見つめた。
「ランフィスの所へ帰ってこれたんだ……」
そう言う優斗をランフィスはぎゅっと抱きしめた。
「よかった。本当に…ユウト……」
優斗はまだ少し頭がぼんやりとして何と答えていいかわからない。だからぎこちなく答える。
「えと。……ただいま……??」
「……おかえりなさいユウト……」
そう言ってさらにランフィスは強く抱きしめた。
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