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再会と別離-7
そんなときに、優斗はビィと二人で話す機会を得る事となった。ビィが今回の事について色々と聞きたいと言われたからだった。
「もし身体がまだ本調子ではなかったのならまた次回にでもでよろしいのですが」
「大丈夫。俺もビィに色々聞いてみたいから」
「そうですか。わかりました。だけど疲れたのならおっしゃって下さい」
優斗は部屋の中央にあるゆったりとしたカウチに座り直す。
ビィはその対面にある椅子に腰掛けた。
まず、最初にビィは言った。
「失礼ながら、ユウト様が眠っていらっしゃるときに身体の状態を調べさせていただきました。身体を壊されていらっしゃいますと大変ですので」
まあ、それは当たり前だからそうなんだろうなと思ったので優斗は素直にうなずいた。
「もちろん、ランフィス様も立会いの下で行いましたので安心してください」
何故かわざわざ付け足すように言った。
(なんで、念を押す見たいに言ったんだ?)
"あ……"
(それは"そういった意味"だからだ)
それは、優斗の身体のすべてを調べた。っていう事だ。身体の表も裏もって事で。だから"何か"をされた痕跡もきちんと診られた。・・・・・・って事だ。
(うわ・・・恥ずかしい・・・)
思わず優斗は顔が赤くなった。
「……あの。俺、その、ギオには酷いことはされていない。だけど……印(しるし)を消そうとされた……」
3日間昏睡状態、仮死状態にされていたらしい。らしいというのは優斗には自覚がなかったからだ。
「・・・印 の研究をしている人がやったことをそのまましたらしいんだ。その人はパートナーの印を持っていた。そして、死なずに印を消して尚且つ未だに生きている・・・」
「そうですか……お聞きになったのですか」
だから、優斗は思い切って聞いた。
「ビィは落ち人だったの?」
ビィは顔色も変えずに言った。
「そうですね。そこまで知っているのなら。お話しましょう」
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