135 / 379

相思-2※

「この黒い瞳もこの黒い髪も…綺麗だよ」 ランフィスは優斗の髪の先を手で触れる。 (そう言っているランフィスの紫の瞳のほうが綺麗なのに……) 優斗は反論するかのように心の中で呟く 「ユウトの紅いこの唇もとても好き」 ランフィスはまた優斗の唇にキスをする。 「そんなに紅い?何もしてないのに?」 「たぶんユウトの肌の色が白いから。あと、瞳も髪も黒いから目立つ。そこがとてもかわいくて綺麗だと思うよ……」 「……そんなに言わないでよ…恥ずかしい……」 「恥ずかしがらないでいいよ?だってここには、私とユウトしかいないから」 (いやそれが恥ずかしいんじゃない?) ランフィスのキスはさらに下。優斗の胸のあたりにも行き、ピンクの突起の部分に"チュッ"と音を立てて口付けた。 「………っんっあっ…」 優斗が声を上げる。すると、優斗の頭の上でフッ…という含み笑いのような声が聞こえた。 「……ユウトはここキスをすると必ず声をあげるね。あと耳元?……ここが好き?感じるの?」 「……なんで……そんな事を言うの?」 「だってかわいいから…」 ランフィスはそこへ幾度となく口付けをして。さらに乳首の回りを舐めるようにもする。 そのたびに優斗は小さく声を上げてしまう。 「声もかわいい」 .

ともだちにシェアしよう!