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相思-5※
ランフィスはくすっと微笑んで
「なんだかこそばゆいね?」
やさしく言う。
「ランフィスだって俺と同じじゃないか?くすぐったいんだよ」
すると、ランフィスは突然、自分の腕のブレスレットを外す。
これは、印の引き合いを制御するためのもの……。印の引き合いが強いので一時的に少し止めるものとしてビィから貰ったものであった。
「印の引き合いが強いから止めていたんだよね。でもね、これがあってもあまり変わらなかったような感じがした。でも、これを外すときっと私の箍がはずれる。今日は箍をはずして、ユウトを抱きたいんだ」
優斗も箍を外してみようと思った。
色々な不安が箍をはずして我を忘れたい"欲求"がそれぞれにあった。
だから、優斗もブレスレットを外した。
(外してもあまり変わらない?)
優斗はそう思ったけれど、だけど、強烈にランフィスの鼓動を感じた。
ランフィスもそれは同じで、ぎゅっと優斗を激しく抱きしめてから。さきほどまでとは比べ物にならないような激しい口付けをした。そのまま舌を絡めとり、優斗が息ができなくなるほどのキスをする……。それから耳朶を軽く甘噛みをした。
「……はぁ…んんっ」
優斗の上げる嬌声はさらにランフィスを煽る。さらに胸の突起の周りを軽く舌で舐め突起の先を噛む。
「…ッっ…ぁ」
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