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相思-7※
「……んあぁぁッ………!!」
優斗は先ほどからの声よりももっと大きな声を上げる。
「ここ、ユウトの気持ちいいとこだね」
何度かの交わりで、ランフィスには優斗の気持ちがいい場所がわかっていた。
そこを何度も何度も指で刺激する。
「……あっッそれっ!!ランフィス…やめて…」
「止めないよ。だって、気持ちいいんでしょ?」
「……だって……」
"これ以上すると…おかしくなる"
"おかしくなって…"
息を上げて、息を吐いて、声をあげてそれが溜息とそれと喘ぎと……
フッと急にランフィスはその指を抜いて止める。
「……あ……ランフィス?」
どうして?と言うように優斗は思わずランフィスを見上げると。
「止めてって言ったのはユウトだよ?」
"その顔すごくいい"
ランフィスはそう呟く。
ランフィスは優斗の腰をぐいっと再び持ち上げて、自分のものをあてがう。
「…ッあ…あああッっく」
指とは比べ物にならないほどのもの、つんっとした痛みが優斗の腰にくる。
「…あん。…ぅあ…あん」
腰を突き上げられたびに優斗は声を出す。腰がうごきもっと、もっと欲しいと何度でもくねらす。
「……ユウト……」
ランフィスが優斗の名を呼ぶ。
「……ぅあん…ああぁ!…」
来る。
いつもとは違ったその倍以上の感覚。
いつもとは違う。気の力の放出がはじまる。
いつもとは違った。
すごい光の渦が
これは光の爆発。
「……すごい……」
ランフィスの声が聞こえたけれども、優斗は気が遠くなっていくようだった。
…………
…
…
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