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咎-3
「……一緒に湯あみをしよう」
「……一緒にってそれは……」
恥ずかしい…と優斗が言おうとした。でも、またキスをされて言葉が出なかった。
「恥ずかしいとかもう言わないで…いつになったら慣れる?」
だけど優斗はそういう事じゃないんだけど…と思う。
「慣れるとか…そういうんじゃない…」
優斗を抱きしめている手が優しく背中を撫でた。ランフィスの体温が直接肌に感じられて温かかくて…とそこで、優斗は気付く。
(あ、俺ってまだ裸のままだったのか……)
ランフィスは服を着ていた。
優斗はランフィスだけ着ているのはずるい気がした。それに肌と肌が触れ合ったほうがもっと温かいのにとか思う。
(そんな考えをしてしまうのって俺はいやらしすぎる?)
一緒に風呂に入るのは恥ずかしいのに優斗はその矛盾に自分でもよくわからなかった。だから、それをごまかすように優斗は先に風呂に入ってくると言ってさっさと起き上がる。
ランフィスは風呂に入るのに服を脱ぐっていうタイムラグがあるから、その間に湯に入ってそのまま出てしまえば一緒に入らなくていいよね的な考えを優斗は思いついてしまった。
(っていうか、それだと時間が無いような……カラスの行水だけどそれもいいか)
そうして、寝室から続く浴室へ向かう。
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