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再会とそれから-3
「どういう意味なの?・・・あ。意味なんですか?」
気安く話すのはだめだと、常々ビィに言われているのについつい気安く声をかけてしまうヤナギだった。
「いいよ、俺と二人きりの時はそんな言葉遣いを気にしなくても」
優斗は優しくそうヤナギに言う。
「でも、普段からちゃんとした言葉遣いではないとだめって言われた……」
どうやらビィに何か言われたみたいだった。
「そうなの?」
「普段からきちんとしておかないと、ちゃんとしたときにできないからって……」
そう言ってヤナギはしゅんとしていた。
「それは、そうかもだけど…でもそんなにガチガチにならなくても、ビィって厳しいよね」
(まあ、ヤナギは一度色々緩めてしまうときっとどこまでも甘えてしまう気がするし、ビィの言うことはわかるんだけど……でも……)
優斗は、ヤナギにそうかしこまった態度で接せられると、なんか違う気もした。ヤナギと気安く話ができたのが楽しかったのものある。
(ヤナギとなら色々考えずに話せるしなぁ……)
それをあまり快く思われていない向きがあるのは事実で、特にランフィスの嫉妬がすごい。それをもってビィがあまり良しとはしてないないようだ。
(まあ、ヤナギがビィに怒られると可哀そうだよね……ビィって怒ると怖そうだしなあ)
「でも無理しなくていいからね。俺は言葉遣いは気にしてないから。ビィにもそう言っとくよ」
そのヤナギは優斗の肖像画を描くために画家がやってくるというのを聞いて、"画家"というのに興味を持っているようだった。
「ヤナギは護衛だから傍にいるし見れるよ?」
「ほんとに?俺も描いてくれる?」
「……うーん?頼んだら描いてくれるかもしれないね?」
ヤナギも"画家"が来るのを楽しみにしていたこともあって、いざ来たイハクに興味深々な様子を隠すこともなく見せてしまっているのだった。
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