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衝動-7※
「それと、……他にはキスをされたのは……首?」
優斗の顎をぐっとあげて、その首筋へキスをする。そのキスがどんどん下へと行こうとする。そして、一瞬、キスが止む。と、それとから、シャツの下へと指が滑り……
「え?ランフィス?」
ランフィスの掌は……暖かかった。だけど優斗のシャツの中へと入った指は、やわやわと胸へと行き……そのシャツをめくりあげて、そこへ、再びキスをする。
「ランフィスっこんなとこでこれ以上やるの?やめて?だってここ床だよ?」
「うん。床だね?」
「ここだと、背中とか痛くなるし……」
「床だけど、ここは柔らかいラグがひいてあるから…」
「だけど、そうでも。寝室とかに行こう?やっぱり硬いし痛いし……」
優斗は必死に止めようとする。
「でもだめだよ?だって私は今日一日ずっとずっとユウトをどうにかしたいって思ってた。もう止められないんだよ。これ以上は…」
「どうにか?……って?」
ランフィスが胸にキスをした。その感覚にビクっとなった優斗は、少し言葉が震えて途切れてしまう。
「早くユウトを抱きたいって。最近の私は、可笑しくなってしまったみたいだ」
「……なんで……」
優斗はそう言うが、それにかぶせるかのようにランフィスが続けて話す。
「やっとイハクとの事を言ってくれたね?イハクと話しているユウトをみるととてもとても、自分がおかしくなってきているのに気が付いた。どうにかしたいって。イハクは、実際には、今はどうにもできやしない。そんなことはわかりきっている。だけど、優斗はどう思っているんだろうって」
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