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歯車は噛み合わない 7
3人とわかれて、メールを確認した俺はすぐに山田に電話していた。
「もしもし、野村だけど」
『野村、久しぶり!』
「久しぶり。メールみてビックリしたよ。結婚おめでとう。あと子供もおめでとう」
『ありがとう。なんやかんやで順番は逆になっちゃったけど、結婚するなら彼女とってずっと思ってたからさ、逆に覚悟が決まったっていうか』
山田には高校時代から長く付き合っている彼女がいた。
何度か会ったことがあるけど、気立てがよく優しげな印象がある。
そんな二人の結婚と妊娠を報告するメールだったのだ。
「よかったよ。彼女にもおめでとうって伝えて」
『ありがとう。それでさ、式とかは親戚だけで挙げたんだけど、友達にも報告したいから飲み会開こうかと思ってて、来週か再来週の都合いい日教えて』
「披露宴みたいな?」
『いや、そんな大々的なのじゃなく普通の飲み会。同窓会の延長と思って来てくれよ』
「喜んで行くよ」
そのあとに来たメールには店の情報と日時が記されていた。
今回来るのはほとんどが専門学校の同級生で、近場で集まりやすく仲が良かった面子の飲み会のようだ。
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