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もの憂いげな純情 47

「和臣はさ……ほんとに俺でいいの?」 「陽斗がいいの」 「なんで、自覚したての方が元々ゲイの俺より堂々としてんだよ」 「しょうがないじゃん。一気に目覚めたんだし」 和臣はいとも簡単にいい放ち歯を見せて笑うと、また俺のことを抱きすくめ、そっと頭にキスをした。 ついて行けていないのは俺だけだ。 「……信じられない。信じられない事がいっぱい起きすぎて」 「もっと早く気付けばよかったな」 「え?」 「陽斗にドキッとしたことなんていっぱいあったからさ」 「なんだよそれ」 何を言ってるのかと半ば呆れながら言うと、和臣は思ったよりも真剣な顔をしていて、でも目が合うとくすっと微笑んだ。 「俺の気持ちに嘘はないからね」 「うん……」 甘すぎる雰囲気がくすぐったくて和臣の胸に顔を埋めると優しく抱き締められて、また胸がぎゅっとなる。 こんな気持ちになったことなんて初めてだから、幸せってむず痒い。 しばらくそうして抱き合って、離れがたい気持ちもあったけど。 後ろから垂れてくるものも気になって、シャワーを浴びようと体を離す。 「和臣、先にシャワーあびる? いらないなら行ってきていい?」 「うん。あ、でも一緒に行こうか? 激しくしたから」 「だ、大丈夫だから」 激しくしたからとか、さらっと言うな。 思わずいろいろ思い出して顔が赤くなってしまいそうになったから、慌てて浴室に向かった。 ───…

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