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「はっ、何言ってやがる。二度とその手には引っかかんねぇ」 「まぁ、いいけど〜、ちょっとメタボチックな40後半の眼鏡掛けたおっさんが、腕なんか組んじゃったりなんかして斜め45度辺りから、ネギシさんに熱い視線を寄越してるけどね」 「店長!」 ヤバイ 襟は離してやろう でもって、声のボリュームも下げてやろう 「さらにあのレコードからも手を引いてくれたら嬉しいんだけど~」 「誰が!あれはな、俺が先に見つけたんだよ。それを横取りしやがって、もうぜってー逃がさねぇからな」 「はぁ~、重い‥‥重過ぎる愛は嫌われるよ。尊重し合ってこそ人と人は円滑に事をなす、独りよがりはいつかその人自身孤独に陥る…って俺イイ事言った〜流石オレ!天才オレ!カッコイ~」 「~って、どこ行こうとしてるんだよ!」 話しをしながら少しずつ距離をとろうとする奴の首根っこを掴む 「ウゲッ、あ、あーー長年患っている持病がね…ゴホゴホッ」 「持病?嘘つくな」 「ほらネギシさん、人を信じよ~よ。信じる者は救われる。実際今もヤバイぐらいに痛いし…」 「何の病気だよ?」 「肩コリ」 「お客様、グーパンチはいかがですか?」 肩こりで咳が出るかよッ 笑顔で血管が浮き出るほどもう一度拳を握りしめた

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