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第9話

「ダメですか?」 なんて顔をしてお願いしてくんだよ! 俺達は結婚のパーティーを終えて晴れて正式に伴侶となったのだがまさかのこの俺が翡翠の行動に動揺している。 「ちょっと待て・・・少し考えさせてくれ翡翠。」 「嫌ですか?」 「嫌じゃ無いが・・・心の準備がだな・・・・。」 「慎さんは僕としたくないの?愛してないの?この指輪の交換の時に嵌めながら誓ってくれてキスをしてくれたよね。あれは嘘だったの?」 泣きそうな顔をしながら俺を押し倒している翡翠。 容姿からして誰もが俺が翡翠に挿れる方だと想像するだろうか翡翠は俺に挿れたいとお願いをしてくる。 「誓いは嘘じゃない。指輪にも翡翠にも誓う。俺は愛してる。けれど・・・クソッ!分かったからだから泣くなよ翡翠。」 「本当に!!ありがとう。優しくするね。慎さん!」 昨日迄の翡翠はどこへ消えたのでしょうか? よく笑いよく喋り表情をコロコロと変えるから見ていて飽きない。 だがかなり積極的で俺はその豹変ぶりに追いついていなかった。 変わりすぎだよ翡翠・・・。 俺は下を向いて恥ずかしそうにしている翡翠も愛おしく思っていたのだ。

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