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第175話

熱も下がったし勉強はもうしなくていいし朔夜の飯は超美味いし最高だな! 晩飯を食べ終わってから俺は自分の鞄の中を漁っていた 「何してるの?」 『やっと解禁だからさ!あったあった』 鞄の中からゲーム機を取り出した 「ゲーム?ああ、ずっとやってなかったもんね」 『うん!もうすぐレベル上がるし早く必須アイテム手に入れなきゃ!』 「ゲーム……俺との時間は?」 『え?朔夜との時間?何言ってんだよずっと一緒に居るじゃん』 「そう言う事じゃなくて……元気になったんだったらさ」 『あ!!いつの間にかアップデートされてるし!!やばいやばいッ』 「…………」 『何これ何か新しいキャラ追加されてんだけど!なぁ見てこれ……あっ!!』 朔夜にゲーム機を取り上げられた 「お風呂沸いたよ。今日こそ一緒にお風呂入ろうよ」 『ええー?風呂ー?いいよ俺後で入るから先に入って……』 「…………」 朔夜から只ならぬ空気が漂って来た 「憂がゲームを我慢してたのと同じで俺も凄く我慢してたんだけど」 『な、何を?』 「分からないなら今すぐに分からせようか?ん?」 『……結構です』 「そう、じゃあお風呂行こう」 『うん』 大人しく言う事を聞きそっと鞄の中へゲーム機を戻した 『入浴剤がない!!!』 入れようと思っていた入浴剤が消えていた 『隠しただろ!?』 「さぁ」 『丸見えじゃんか!』 「俺はその方がいい」 『くそっ』 浴室の電気を消した 「真っ暗じゃんか」 『これでいいよ!』 「見えないから危ないよ」 再び電気を点けられた ちっ ささっとタオルを腰に巻き付けてから下着を脱いだ 「や、やば……何その動き、萌えるんだけど。丸見えじゃなくてギリギリの方が好きかも」 『変態!!』 何かされる前に急いで全身を洗い、浴槽へダイブ 「危ないなー」 『身の危険を感じてるんだから仕方ないだろ』 「えー何?何想像してんの?やらしいなぁ」 『普段からしてる自分の行動を思い出してみろよ』 「ふふっ」 笑って誤魔化したな 『ってか隠せよ』 目のやり場に困る 「ん?今更何言ってんだか」 『俺の方が恥ずかしいっての』 「んー?」 『ったく……』 背中を向けて壁をぼーっと眺めていると、洗い終わった朔夜も浴槽へ入って来た 「んんー久しぶり」 『ちょっ』 朔夜は俺の背後に行き、後ろから俺を抱き締めて来た は、肌がもろに…… 「ん?」 『ばっ!!触るな!!』 「どうして?」 『……やっ』 「タオル邪魔」 『あっ!』 腰に巻いていたタオルを投げ捨てられた 「俺、本当によくここまで我慢したと思わない?」 『……っ』 「自分でも本当によく頑張ったと思うんだけど」 『やめっ…』 「テスト期間終わったし憂の体調も良くなったしいいよね?」 『どこ触っ……っまた熱上がったらどーすんだよ!』 「それだけ元気なら大丈夫だよ……ここでする?それともベッド行く?」 『んっ』 「俺はここでも構わないよ」 『ダメっのぼせる』 「じゃあベッド行こう」 朔夜はそう言い、浴槽の中からザバッと俺を抱き上げた 『朔夜!体拭かなきゃっ』 「いいよ別に」 『ベッド濡れるって!』 「どうせ今からぐちゃぐちゃになるんだから気にしない」 『……っ』 そして体を拭かずに濡れたまま寝室へ…… 『あっ……っ!』 ずっと我慢していたせいなのか朔夜はかなり激しかった 濃厚なキスを唇に何度もされ全身にもされ俺の頭がおかしくなるぐらい激しく求められた 欲求不満が爆発するってまさにこう言う事なんだと身をもって体感させられたんだ .

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