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第178話

そして待ちに待ったゲーム! ゲームゲームゲーム!! 起きてからゲーム三昧っ! 画面の見過ぎで目が激しく疲れても気にしない! 必須アイテムも無事ゲットし大満足 朔夜と電話しながらでもゲーム! 次の日は1日中自分の欲求を満喫したんだ そして遂にテスト返しの日が…… 『うおおおおおおッ!!!!』 点数を見た瞬間身震いしてしまった 「チビ助、お前何点だ?」 すぐさま勝哉さんが聞いて来た 『80点!!やばっ!!!』 「マジかお前!」 勝哉さんの解答用紙をちらっと見てみると、45点 赤点じゃないけど俺の方がはるかに上だ 「お前マジ頑張ったな」 『えへへ……』 その日に他にも色んなテストが返って来た 56、65、60、77、81…… 今の所81点が最高点だ! 『やばいやばい赤点ない!』 「お前スゲーなぁ!!」 俺の点数を見た颯太はかなり驚いていた 『颯太は?』 「俺は……赤点ありだな」 『じゃあ夏休み補習なんだ』 「うん、勝哉さんと一緒にな」 『ほーん……』 「何そのドヤ顔むかつく」 『だって俺かなり頑張ったもん』 「まぁな」 昼休みに朔夜に会ったけど俺はまだ結果を言わなかった すぐさま報告したかったけど、全部のテストが返ってくるまで内緒にする事にした 一気に見せて驚かせてやるんだ…… そして次の日も残りのテスト返し この日で全てのテストが返ってくる 『どうしよう……俺、マジで泣きそう』 返って来た全部の解答用紙を握りしめてぐっと涙を堪えた 結果は最高点は87点、最低点は54点だった 赤点なし、夏休み補習なし やったーーーーッッ!!!! 「お前だけ補習なしずる!」 『じゃあお前も勉強すれば良かったじゃん!へーへー』 調子に乗った俺は颯太を煽りまくった そしたら何故か勝哉さんに頭を掴まれた 「てめぇその変な動きムカつくからやめろ」 『ごめんなさい』 放課後になって俺は下駄箱までダッシュした 早く朔夜に見せたい 頑張ったねって褒めてもらいたい 頭を撫でてもらいたい 勿論俺の方が早く着きすぎて朔夜が来るまでずっとソワソワしていた 早く来ないかな まだかな 遅っせぇな うずうずし過ぎてアドレナリンがやばい 落ち着け落ち着け…… 「お待たせ」 朔夜が来た! 『朔夜っ!遅い!!』 何故かキレ気味に言ってしまった 「……その様子だと結果は良さそうだね」 『うん!見て見て見て見て!』 「ちょっ取り敢えず落ち着こう、ここじゃゆっくり見れないから」 『ええーっ……じゃあ早く朔夜んち行こ!早く早く!』 「慌てると転けちゃうよ」 『大丈夫!』 これ以上にないぐらい朔夜を急かしまくった いつもなら周りの視線を気にする俺なのに、今日は興奮し過ぎてそんなのどうでもよくなっていたんだ .

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