11 / 23

一方隣の部屋では

「お前よぉ?なんでいつも大事な用事すっぽ抜けてんだ?宮廷の門番替われって言ったよな?」 「・・・すんませぇん。忘れてました」 よう!俺はジェイダ宮廷騎士副団長を勤めてる。 で、さっきから俺が説教してんのは部下のパリス。 コイツ、剣の腕は立つのにポヤポヤし過ぎてて本当に困っている。っつーか多分仕事を真面目にする気がない! 「副団長も毎回大変ですね?就業時間外に毎回呼び出してわざわざ説教とか、本当に真面目です」 コイツ。やっぱり俺の事舐め切ってんな?いや、薄々前から気付いてはいた。コイツ俺を見下していると。 「それはお前が仕事中見つからないからだろが!少しは・・・」 ドン! 「「・・・・・ん?」」 なんだ?隣の部屋だったよな?今壁蹴ったの。 「クリスの部屋ですね?なんでしょうねー?あの人普段とても大人しいのに・・・」 おい。おいおい。お前堂々と人の部屋で聞き耳立てんな。 っかそのコップどこから? 「ジェイダも一緒に聞きましょう。面白い事が行われているかもしれませんよ? あのクリスから面白い事を引き出す事なんて滅多に出来ませんから」 まぁ確かになぁ? だが、なぁ? 「ほら! 早く!」 パリス。お前何でこんな時だけやる気充分なんだ。 そのやる気、少しは仕事に向けて欲しい。 まぁ、聞くけどよ。 「・・・・・っ・・りす」 「あ・・い・・・ぞ?・・・け」 やっぱりちゃんと聞こえないな。 ここは結構壁が厚いから・・・ん? パリス? 何固まってるんだ?顔も凄い色だぞ? あ、お前コップ貼り付けてるからよく聞こえるんだな? どれどれ? 「やぁ!あっ!もぅ無理!イっちゃうイっちゃうからぁ」 「ああ。いいぞ? そのまま出していい。中も気持ちいいんだろ? 本当はここに、ちゃんと俺のを入れて欲しいんだろ?」 「あ、あ、だ、めだ。それは駄目!擦るなぁ!」 「そんな事言って・・前も後ろも乳首だって全部好きなんだろう?もう、知ってるぞ俺は」 「い、うなぁ! ああああーー!」 バッ!! 「「・・・・・・・」」 な、な、なんだ今の・・・え?ちょっと待てよ? もしかしてクリス、誰か連れ込んでるのか? しかも今まさにお楽しみ中なのか?いや、でもよ・・・気の所為じゃなければ、相手の声が・・・その・・。 「え? 嘘でしょ? まさか、相手男?」 だよな!! そ、そ、そうだよな? で、でもなんつーか・・・凄くエ、エロ・・・。 いや、もうやめ、やめよう。これ以上聞いてたらなんか変な、変な気分になりそうだ。 正直俺は、今とっても溜まっている。 「パ、パリスも、もうやめよう。壁から・・・・」 「・・・・・何?ジェイダ、興奮してるの?」 な! お前、お前だって・・・・なんなんだその顔! 「んなわけねぇだろ! 変な事言うな」 そしてその赤い顔で俺に近づいて来るな! まさかお前まで欲求不満とか言うんじゃ・・・。 「ジェイダってあまり一人でしなさそうですよね?だって、今のだけでソ・レ・ですもん」 気付いてんじゃねぇ! 少しだけだ、少しだけ興奮しただけだ!男の声に反応したとかマジないわ! 「・・・・手伝いましょうか?疲れてるんでしょう?」 ・・・・・マテ。オマエ今ナンテ? 「目を閉じて下さい。すぐに終わりますから」 イヤイヤイヤ?パリス?オマエどうした?思いっきりエロい声に当てられちゃったのか? ちょっ! おい!ズボンずらすな! 「・・・本当に腹立つ。こんな所もデカイとか・・なんなんでしょうね?」 お前、無許可で人の下半身見ておいて腹立つってなんだオイ! ちょっ手を絡めるな! 「パリス、俺を揶揄うのもいい加減に・・・」 「ジェイダは、口の中に出してもいいですよ?」 ・・・・・・・・は? ジュプッ 「ーーーーーーーーッ!!」 んなっ!い、イキナリお前、何を!! 「よせ!パリス・・・」 イキナリ何すんだコイツ!く、口に咥えやがった! どうしたんだ急に! 「ん・・・ふ・・・・んん」 しかもなんだか苦しそうだ。 当たり前だけど。俺のは大きいからな。 イキナリ奥まで咥えるなんて無理だぞ? まぁ、気持ちは良いが。 「・・・・パリス。苦しいだろ?一度離せ」 なんだその目。 気に入らなそうだな?っつーかどうして俺が男に咥えられなきゃならんのか。もしかして、パリスがして欲しいのか?・・・・・・・俺に?へぇ? 「っんはっ!ちょっと?まだ終わってなっ・・・」 「煩い下手くそが」 「な!!」 やっぱりな。お前も溜まってんじゃねぇか。 お前、俺ばかり反応したみたいに言ってやがった癖によ? 「え?ジェイダ・・・・」 「お前も凄いぞココ。自分でしてないのか?」 「・・・・・っあ」 ・・・・・お前、気持ち良さそうだな? やっぱり欲求不満か!お前俺をその捌け口にするとか上等だな?俺お前の上司だぞ?一応。 「ま、待って。僕じゃなくてジェイダの・・・」 「お前もしかして、そんな風に俺を見てた訳じゃないよな?」 「なっ!ち、違いますよ!アンタが急におっ立てるから・・・」 へぇ? 「なんだ。お前俺が欲求不満そうで可哀想だから俺の欲の捌け口になってくれるのか?そりゃ嬉しいね?じゃあ俺の趣味に合わせてくれ」 「・・・は?」 いや。俺もちょっと、いや、かなり興奮してたにはしてた。そりゃもう全然そういう事してなかった事もあるしパリスの奴あんなに普段生意気な癖によ、全然抵抗しねぇから・・・・。 「もう、挿れるぞ?ほらほら、ちゃんと先っぽが入ってく。手前が気持ちいいだろ?」 「待って・・そんな・・太・・無理で、す。全部擦れる・・・」 エッロ。エロい。 それに真っ赤になって半泣きのその顔とか・・・ヤベェ。 「早、くイって。お願い・・・これ以上したら・・」 「ああ?じゃあ・・・奥まで挿れるぞ」 「え?」 自慢じゃないが俺は上手いと思うぞ? 散々解したから、そこまでキツくはないだろ? いや、中はキツキツだったが。 「うっそ・・・そんな・・・お、くまで・・・アンっ」 あーーーーヤバイ。部下にこんな事。 しかも男。でも、おかしいと思うかも知れないけどよ? ここまでしないと俺コイツにキス出来ねぇんだ。 「ジェイダ?あっ・・・んっん?」 あーーーーー最高だ。 すまん。本当はずっとお前にキスしてみたかった。 俺、実はそういう性癖というか、なんというか・・お前の唇、俺の超好みなんだよ。 その唇が俺のしゃぶるとかマジ理性飛ぶわ阿呆。 「ひぁ!無理・・・こんなの無理・・」 「お前、俺を差し置いて何度もイッたんだ。ちょっとは我慢しろ」 「らって・・ジェイダが僕を弄るからぁ・・・」 最高だ。過去最高に俺は満たされている。 もう、このまま出そう。 「ひぇ!アッ!そんな揺らさないで!駄目っ・・僕我慢出来ない」 「何だ?初めてなのに尻で気持ちよくなるのか?奥まで擦られて?とんだ変態野郎だな?」 「ちっ違います!変態じゃ・・・」 「それとも、実はずっと俺とこういう事したかったのか?だからわざと俺を困らせてたんだろ?いつも期待して俺の部屋に来てんじゃねぇのか?」 うっ!凄えイキナリ中の締まりがキツくなった。 も、無理だ。出す!このまま奥に・・・・。 「ふぇ・・ジェイダの・・アホォ・・」 って! 中は流石にまずいだろ!! あほかぁ! 「あっあっ! あああ!」 「・・・うっく!」 ・・・・・・・・・。危ねぇ。 何とか中にぶちまけずに済んだ。 しかし、この惨状。・・・・どうすんだ、俺。 「・・・おい。生きてるか?」 これはヤベェな。 パリス流石に怒ったよな?当たり前だが。 「・・・・・・・で?少しはスッキリしたんです?」 「は?」 「ジェイダ、気持ちよくなかったです?」 「いや。すげぇ良かった。過去最高に」 ・・・え?そこで何で笑顔? めちゃめちゃ可愛いとか思った俺は何処かオカシイ。 「そりゃ良かったですね?アンタ溜まりすぎてイライラしすぎなんですよ。もっと定期的に抜いといて下さい」 パリス。 それは、言い訳としてはチョット厳しいと思うぞ?

ともだちにシェアしよう!