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⑥
「こんな世の中、人に姿を変えられる狼が居ても不思議では無いんですよ。そう言う事ですので、これから宜しくお願いします玲二さん。
私の気が済むまで晴れるまで、ここに居させて頂きますから」
人狼?って何だよそりゃ!
狼男って事か?ぁあ?
こんな失礼極まりない奴に宜しくされる覚えもない!
それよりも…
「だぁーーーっ!!ちょちょちょっ、お前どこに手ぇいれてんだよ!」
「お前ではありません。ニキと呼んで下さい。
名前も呼んで頂けれない人に、それ相応の対応なんて取れません。
仮にも貴方、社会人でしょ?」
「このっ!!ニキっ止めろ、ズボン下げんなっ!!」
ネクタイをとかれてYシャツの中に侵入して来た手に
さらには同時進行でベルトも外される
全力で暴れてるのに、退ける事が出来なくて、ニキの言う事を鵜呑みにした俺は…
「止める訳ないでしょうが。貴方、馬鹿ですか?」
「ヌァーーーッ!!」
ガツンと精神的ダメージを負った
「私、こう見えて優しいですから安心して下さい。対して恋愛経験がなさそうな……いえ、全く無い玲二さんでも、泣くほど悦んで病み付きにさせて上げますよ」
「ぎ、ぎゃぁああいらんお世話だッ
も、揉むなバカヒッ…くぁっ、舐めんじゃねぇこのクソ狼ィイイっ!!」
と……
それからガッツリ、どっぷり
エロい事されにされまくり……
「玲二さんって記憶力悪いのに……体は良い所見つけるのも覚えるのも早過ぎですね。
自分から腰振って私のモノ締め付けて…」
「言うんじゃねぇえええ!」
俺、安部 玲二
全てにおいて平均値をたたき出す30歳
この歳になって初めて男泣きしました
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毒舌人狼くんと平凡サラリーマンでした。
安部くんの名前はアベレージ=平均という意味ですね
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