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第4話 - ①
運が良いのか悪いのか
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「あ、ニキ。今日は会社の飲み会で遅くなるから」
「飲み会、ですか…給料泥棒のポンコツ駄目社員の玲二さんでも平等に扱ってくれるなんて、優しい会社なんですね」
「だれが給料泥棒だッ」
「自覚がないんですか?自覚症状が無いのは怖いですね…良い病院紹介しますよ?」
「ぐぬぅううッ」
相変わらず、ああ言えばこう言う
ニキに口で勝てた事はまず無くて、俺のストレスだけが増えていく
そんなストレスを発散させたいのと、癒しが欲しいという思いが積りに積もって
ニキには飲み会
とは言ったが、実際は3対3の合コンで…
(ずぇええーーたいに、彼女作ってやる!)
美香ちゃんとはあの一件以来、何度か会ったりはしたが、気まずくなってそれから間もなく別れる事になり
会社でもしょげていた所、同僚から今回の合コンの誘いがあって、今日に至る訳だが…
今、俺は色々と焦っていた
30歳の年齢
しかも周りの友達や同僚がこの頃次々と結婚
その結婚式に出れば、幸せな状況を目の当たりにして、このままじゃいかんと焦りもする
しかも焦らす要因は…
朝から優雅にコーヒーを飲むニキを横目で見て、夜の醜態がフラッシュバックする
『あッ…に、ニキ、イったばっかだから…も、もう止め、ひっ』
『そんな事言って、好きでしょう?ッ…淫乱な玲二さんは、イった後も、こうやって抜かずに…っ、揺さぶられるのが大好きですもんね』
『くっ…んんっ、あ、好きッ、ニキそこ好き…』
(ぐわぁあああっ、俺の馬鹿野郎ッ)
ヤバいッ
このままじゃ男としての尊厳も、プライドも何もかも無くなって、ニキに良いようにされてしまう
しかもニキの奴、この頃ネチっこいのなんの。
中々離してくれないばかりか、俺の弱い所を見つけてはそこを責め立てて…
昨日は乳首をずっと弄りまくられた
舐めっては撫で、指で挟んで擦られて、嫌だと言っても止めてもらえず、終いには…
『玲二さんなら乳首だけでイけますから。体だけが取り柄でしょう?ほら頑張って下さい』
頑張るも何も、その時は泣いて無理だと懇願し
それ以外ならなんでもすると言ってしまったばっかりに
自分からニキのモノを挿れるという屈辱を行い、それがまた気持ち良くて、ニキに縋りつき、何度も腰を動かしイッて…
(あ゛ぁ゛ーーーっこのままじゃ俺……
マジで抜けられなくなるッ)
だから俺は……
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