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「かんぱ〜いッ」 この合コン、何がなんでも成功させたい 同僚とリサーチして予約したイタリアンは、口コミ通り外観も中の雰囲気も良い 個室では無いにしても周りのテーブルとかなり間が空いている為、ゆったりとして快適で 正面に可愛い女性3人が、俺のテンションをさらに上げてくれている 最初は少し緊張感があったが、同僚の1人と女性陣の1人が友達なのもあって、その2人を通して会話が弾み、お酒もいい感じに入ってきて 一言で言うと (めちゃくちゃ楽しいッ!!) しかも相変わらずニキの強運がツイているのか 俺の正面に座る浩子ちゃんが、料理の感想や趣味の映画、犬好きな所とか俺とドンピシャで話しがすっげぇ盛り上がる事 (こんな子が彼女だったら楽しいだろうなぁ) そんな思いが芽生え、ひとしきり趣味の話しをしたところで、一呼吸するぐらいの間 その時、浩子ちゃんがおずおずと、あの…と口を開いた 「あ、安倍さんは彼女さん…いるんですか?」 「え?い、いや…それが、いないんだよね。この前、別れちゃって…」 「そうなんですね。あ、あの、私… こんなに初対面の方とお話しが合って楽しいの初めてで…その…」 「え?」 「もし、もし安倍さんさえ良かったら…またご飯でも、どうですか?今度は2人で…」 ジッとこちらを見つめる真剣な浩子ちゃんの目と視線がぶつかる 合コンでこんな素敵な子と出逢えて、しかも俺と趣味が似てて、そんな子がまた一緒にご飯に行きたいと言ってくれて 俺も彼女の事が気になっていて そう、これは断る理由なんか無い

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