40 / 75

トルクの色※※

「トルクのお母様の代わりって事は…」 「私を生んで亡くなった」 何って言ったらいいか分からなかった。 「その分、家族が溺愛してくれたんだけど、それが重くてね。  母は私と同じ色の豹だったそうだ」 「その、お父様やお兄様は違うの?」 「家族はジャガーでね、体も一回り大きいんだ」 豹とジャガーの区別がつかないけど、なんとなく大きさとか違った気がする。 「それに白じゃないし  普通に茶褐色に花の様な模様がはいってて似てるけど、ちょっと違うんだ」 自然とトルクの膝の上に来て、抱っこされながら話を聞いた。 「家族は私の姿に母を重ねていた。  私が生まれたことで死んでしまった母をね。  だから、この色が嫌いだった。」 トルクの胸に手を当てて、心臓の音を聞いていた。 「でも咲季が、私の色だから好きだと言ってくれた。  この忌々しいと思っていた色が、私の色になった気がした。  母の色じゃなく、私の色に」 「僕にはトルクの家族がきっと、トルクが好きでそれをお母様に感謝してたんじゃないかなって思うんだ。  じゃなきゃ、トルクがこんなに素敵な人に育ってないよ?  だって僕の大好きな人だもん」 ねって見上げると、トルクは甘く笑って僕を撫でた。 「咲季が私の伴侶で良かった  本当に、君を手に入れられて、良かった  愛してるよ。」 「僕だって愛してるよ。」 そう言って僕はトルクの膝の上で背伸びをするように腕を伸ばして、キスをした。 僕たちの甘くてエロい時間が始まるのはそれが合図だった。 着替えに着せられたのは、猫耳のついた着ぐるみの様な寝間着。 しかもパンツ履いてません!! 所謂ツナギの仕様だから、トイレ用に股の所が開けられるようになっていた。 だからノーパンなのか。 上からは乳首の辺りまで脱がされて、下からはお尻とおちんちんだけ出した、間抜けな恰好だったけど。 ざりっとした舌で乳首を舐められると気持ちよくて、おちんちんがぴくぴくした。 「んん、あん」 「咲季の乳首はちっちゃいね  舐めると、ペニスちゃんがぴくぴくしちゃうんだね」 「あん、だって、気持ちいいから」 「いい子  じゃぁ、乳首を弄ってあげるから、一人でしてるとこ見せて」 「あ、や、」 全身に着せられてるから、手も出せなくて、肉球のぬいぐるみの様な手で自分を擦るしかない。 ベッドで添い寝するように横に来たトルクに乳首だけを舐めたり、吸われたりした。 おずおずと、硬くなったおちんちんに手を伸ばして擦ると、布に擦れて少し痛かった。 「痛い、よ。ヤダ、これ」 「じゃぁ、お手て出せるようにしてあげるね」 布の先が切り裂かれて、手が出せた。 くちゅくちゅと音を立てて手を上下した。 「ん、足りなそうだよ。  こんなに濡れてるのに」 「あん、ん、ん、ん」 「ほら、ここ、ここに、自分の指入れて」 トルクは穴の周りをそっとなぞった。 「ひあっ!!  ん、んあ、あん、あん」 無意識のうちにアナルを触りやすいように、膝を立てて足を開いていた。 そしてトルクはその足の間に移動して、僕の指の動きを鑑賞していた。 自分の指を舐め、それでアナルの入り口を撫でると、つぷっと入り込んだ。 「ん!」 そこから止まらなかった。 知ってる快感を追いかけて、一番気持ちい良いところを探すけど、触れない。 届かない苛立ちに、二本に指を増やした。 「あ、あん」 じゅぶじゅぶと指が動いて、中を探るけど届かない。 もっと激しく、擦るけどトルクが与えてくれる快感には到底足りなかった。 「とるくぅ、お願い、欲しい  もう、ここに欲しい」 自分で弄った穴は広がって解れていた。 トルクも出入りする僕の指に合わせて、舐めていたから余計にだ。 「ん、咲季のおねだりだもんね、ちゃんと聞いてあげるよ。」 「あ、ん、トルクの舐める」 あーん、てトルクの大きいペニスを口に含んだ。 「お口、ちっちゃいのに  美味しい?」 「ん、おいひい、とうふ、のおいひいを」 「今夜はね、最初から赤ちゃんができる場所のとこまで、挿れたいんだけど、いい?」 コクンと頷いた。 「咲季、ありがとう」 僕の口から出ていくと、昨日したみたいに体を斜めにして、脇腹をつける様な体勢で膝をトルクの肩にかけさせられた。 唾液やらで濡れたのが丸見えのお尻に、太いトルクのペニスが打ち込まれた。 「ぐぎゅ、い、あ、うん、あん」 カエルが潰れた様な無様な声をあげて、ペニスを受け入れた。 ぱんぱんぱん!! 打ち付けられる衝撃と同じだけ嬌声を上げた。 「咲季!  獣化、したい!  獣化、して、犯したい!!」 「いいよ!  トルクので犯して!」 答えを聞いたトルクは物凄い勢いで獣化した。 お尻は裂けるかと思うくらい、一度に膨らんだペニスの抽送を受けていた。

ともだちにシェアしよう!