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第2話
ご飯も食べ終わったし、部屋で制服に着替えてこよう。
零「ごちそうさまでした〜。
きがえてくるね!」
那月「急がないと入学初日から遅刻しちゃうよ。」
時計を見ると時刻はちょうど8時だった。
はっ、はちじ!やばいじゃん。
家から学校までは30分かかるためあと5分で家をでなくてはならなかった。
急いで支度を済ませて、玄関へ向かうと那月兄と、百兄、千兎兄が待っていた。
百「あっ、零やっときたね〜!」
那月「なんでいるの?って顔してるね。零を待ってたんだよ。」
えっ、まさか、一緒に登校するの?!
千兎「入学初日から遅刻はまずいだろうから、私が車で送っていってあげるよ。」
えっーーーーー!!!
送ってくれるのは嬉しいんだけど……
絶対に目立っちゃうやつだよ!
零「あ、ありが、とう!」
どうしよう、初日から目立っちゃうよ………
千兎「では、行こうか。忘れ物はない?」
百「ないよっ〜!!」
4人で、千兄の車に乗り込む
僕は、学校についてからのことを考えるとため息が出そうになるが、心配されて遅刻するのは嫌だから、必死に我慢した…………
はぁ〜
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僕は、目立ってしまうのは避けられないと悟った…………
だって!この車超高級車なんだよ!
子供から、大人まで知らない人のほうが少ないんじゃないかっていうくらい高くて、有名なやつ!!
こんなのに乗ってる美青年に送迎される美形な双子と平凡な僕って!すごい目立つし、僕の場違い感半端ないじゃん!!
ってか、百兄と那月兄ほとんどの毎日兄さんたちの誰かに送ってもらってるけど、、、
もしかして、これから毎日僕もそうなるの?!
ってか、兄さんたちのは、一人一人車持ってるけど、、、、、
全員乗ってるの高級車じゃん!!
何種類もの高級車に乗ったイケメンや美青年に送迎される平凡な人って…………
えっ、もしかして、僕の平凡な高校生活は、始まる前からお先真っ暗…!!
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