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第6話
突然のことに僕は戸惑った。
うわぁ、ヤバい絶対また顔赤くなってるよ………
というか、なんで僕は兄さんたちにキスされてるの??
めっちゃ恥ずかしい!!
僕は、恥ずかしい!と思っていると、悠陽くんがいることを思い出した…
慌てて悠陽くんを見ると、
顔を少し赤くしながらかたまっていた。
ヤバい!ガッツリ見られちゃってる………
兄弟でこんなこといつもしてるって思われたかも…
いつもしてるわけじゃない!って言っても、校門前でのことが噂になると嘘ついたみたいになっちゃうよ。
ってか、もーーーー!!
なんで兄さんたちは僕にキスしてきたの???
普通の兄弟ってみんなこうするの!?
そんなわけないよね………
って!!考えてる場合じゃない!!
悠陽(俺はここにいてもいいんだろうか………?)
零は、とにかく急いで兄たちと別れ、体育館に行くことにした。
零「も、百兄、那月…………ぼ、ぼ、僕っ!もういくね!じゃあ!
悠陽くん!いこ!」
悠陽「わかっ……おい!ちょまっ!」
零は、悠陽の手を引っ張り早歩きで、玄関をあとにする。
どうしよう……勢いで手を引っ張って来ちゃったけど………
離すタイミングが分からない!
悠陽「おい!零!ちょっ、止まれ!」
少ししたところで、悠陽に止められた。
僕は、止められたわけが分からず、悠陽の方をふりかえる。
零 「ゆ、悠陽くん、とうしたの?」
悠陽「はぁ〜、やっととまったか。」
零 「ごめん、考えごとしてた。」
悠陽「それは、まぁ、いいけど………
お前、どこに向かってんだ?」
零 「えっ!?どこって、体育館でしょ?」
悠陽「だよな。そして、お前はどこに体育館があるかしってるのか?」
零 「………………あっ!そういえば、どこにあるか僕、しらない!」
少しのあいだ沈黙が続く、、、、
悠陽「やっぱり、知らなったか………」
どっ、どうしよう!!!
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