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第十一章・4

「愛してる」  そっと芳樹が耳元で囁くと、もうたまらないと言った風に青葉は身悶えた。 「だめ……、もう、ダメ……。お願いぃ……」 「私の上に、乗れる?」  指を抜いて自由にしてやると、仰向けになった芳樹に青葉はためらいもなく騎乗位でまたがってきた。 「……っふ、ぅん。あぁあん……」  切ない声とともに粘液質の濡れた音が鳴り、芳樹のペニスはきっちり青葉に挿れられた。  下から突き上げられる、芳樹の腰。  青葉はそれに併せて何とか自分でも動こうとがんばってはみたものの、快感の波に呑まれてそれもおぼつかない。 「あッ、あぁ、あぁあ!」  背を、喉を反らせて青葉は啼いた。  容赦なく腰が穿たれ、芳樹にピストンされるたびに後膣がどんどん広がってゆく心地を感じる。 「痛くないか。平気か」  口では優しいことを言いながら、獣の勢いで激しく突き上げてくる芳樹。  青葉は突きまわされながら、はぁはぁと激しく息を吐いていた。

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