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第十三章・6
「ご、ごめんなさい!」
芳樹さんを気持ち悦くさせるつもりが、僕の方が先にイッちゃうなんて!
「いや、青葉ありがとう。おかげでこちらも元気充填だよ」
腹まで付くほど反り勃った芳樹のペニスに、青葉は真っ赤になった。
「インフルのせいで、クリスマスにセックスできないと思ってたけど」
青葉のおかげで、身も心もやる気充分だ。
ローションを絡め、青葉の後ろに指を忍ばせてみると、そこはひどく潤っていた。
Ωの分泌液が、てらてらと後膣を濡らしている。
「芳樹さん、もう。もう挿れてください」
「そうした方がよさそうだな」
青葉の瞳はとろんと蕩け、うっすらと開いた唇がやけに色っぽい。
芳樹は、硬い先端を慎重に挿れた。
「あ! っはぁ!」
びゅっ、と青葉が再び精を吐いた。
挿入の刺激で射精するまで、昂っているのだ。
「青葉、愛してるよ」
芳樹は甘い言葉と共に、抽挿を始めた。
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