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第二十二章・7

「さて、後片付けもこれでよし、と」  後は……。  後は、食べ過ぎてお腹が苦しいから横になる、といって寝ている青葉の元へ進むのみ。  寝室のドアを、芳樹は一応叩いてみた。 「は~い」  間延びした声に苦笑いしながら、芳樹はベッドへ近寄った。 「どうだ? 具合は」 「う~ん。まだ少しお腹が苦しいです……」  では、とベッドに腰かけ、横になっている青葉に芳樹は圧し掛かっていった。 「ちょ、人の話聞いてますか!? 苦しい、って言ってるんですけど!」 「少し運動すれば、腹も干く」  運動、って……、と頬を染める青葉が可愛い。  何度抱いても初々しさを損なわない、年下の恋人を芳樹は撫でた。  頬を撫で、むき出しの腕を撫で、上衣をはだけて腹を撫でた。 「気持ちがいいな。極上の手触りだ」 「ん、ぁん……」  撫でられるうちに欲情したのか、青葉は芳樹に口づけてきた。  自ら舌で芳樹の唇を割り、その咥内を愛撫した。  芳樹の舌を唇で挟み、舐めて扱いて唾液をしゃぶった。 「積極的だな、青葉」 「芳樹さん……、芳、樹、さ……」  弾む息を絡めながら、二人は互いを求め始めた。

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