163 / 169

第二十二章・9

「あぁ……」  口に含むと、声が漏れた。  首を振り、髪が散る。  少し吸い、舌先で舐め上げて掘り起し、二枚の唇で挟んでこりこりと食んだ。 「んんッ、う。芳樹さん……。あ、もっと……」  唇を放して見れば、色が刷き熱を帯びる。  ささやかだった青葉の小さな乳首は、絢爛に咲き誇っている。 「綺麗だ」  右に口づける時、左の方には指先を使った。  指でさんざん焦らしておいて、頃合いを見て口を寄せる。  そんなことを交互に繰り返していると、青葉の腰がひくりと浮いた。 「こちらも欲しいか」  芳樹はローションを手にすると、青葉の性器と後膣の両方に垂らした。  ぬるぬると滑りの良くなった彼のものを手づかみ、優しく扱いてやると寝室はさらに暑くなった心地がした。

ともだちにシェアしよう!