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第二十二章・9
「あぁ……」
口に含むと、声が漏れた。
首を振り、髪が散る。
少し吸い、舌先で舐め上げて掘り起し、二枚の唇で挟んでこりこりと食んだ。
「んんッ、う。芳樹さん……。あ、もっと……」
唇を放して見れば、色が刷き熱を帯びる。
ささやかだった青葉の小さな乳首は、絢爛に咲き誇っている。
「綺麗だ」
右に口づける時、左の方には指先を使った。
指でさんざん焦らしておいて、頃合いを見て口を寄せる。
そんなことを交互に繰り返していると、青葉の腰がひくりと浮いた。
「こちらも欲しいか」
芳樹はローションを手にすると、青葉の性器と後膣の両方に垂らした。
ぬるぬると滑りの良くなった彼のものを手づかみ、優しく扱いてやると寝室はさらに暑くなった心地がした。
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