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第25話
結果から教える。
僕はまあ、なんとかやっている。
友達と、今は一緒に住んでいる。
寺の息子さんが貸してくれた古い家に。
ここからは順に話そう
僕は毎晩、激しく抱かれないといけない身体になったし、おそらく、僕の身体は子供がうめるように変えられてはいるのだけど、その問題もなんとかなった。
「大丈夫や。屍肉喰い以外やったら、子供は
出来へん。奴ら専用の身体にカスマイズされただけやから」
と、あの後、精液にまみれて寝ている僕をたたき起こした男は言った。
友達は、一緒にきた寺の息子さんが連れて行った。
医者に点滴させるって。
男は屍肉喰いのことについて聞きたがった。
僕が、見た姿の話をしたら異様に興奮して、どこかから連れてきた奇妙な生き物、鳥と紙の間みたいな・・・いや、ホントに説明しにくい。
折り鶴が生きてるみたいな?
ソイツの嘴を僕の頭にめり込ませたのだ。
鳥の脚を掴んで、ハンマーみたいにして。
僕は絶叫したけど痛くはなかった。
茫然としていたら、突き刺さった鳥を引き抜いて、鳥を広げ始めた。
本当の折り鶴みたいに!!
頭に慌てて手をやるが頭に穴はあいてなかった
え?
今、頭に刺さったよね。
そのヘンな鳥。
鳥はひろげられて、半畳ほどの紙?
紙なのか?
ピクピク動いてるけど?
とにかく紙になった。
それには僕が見た屍肉喰いの姿が映し出されていた。
黄金の巨大な美しい身体。
その巨大な人間よりもえげつない形状の性器。
厚い舌。
熱いたくさんの目。
見ただけてで、身体が熱くなる。
その姿を男は嬉々としながら持ってきたデジタルカメラで撮影していた。
そして、指を慣らすと紙?、紙なのか?、は一瞬でまた折り鶴に戻った。
「おおきに。たすかったわ、ほんならな」
男が折り鶴?折り鶴なのか?に呼びかけると、折り鶴は一声鳴くと、窓から飛んでいってしまった。
あれは何?
何なの????
説明はなかった最後まで。
「屍肉喰いの姿は同族か花嫁にしか見えんから、わからんかったんや。これでわかった!!」
この男が初めてにこやかに笑うのを見た。
そんなにうれしいの?
そう・・・
「まあ、こんな貴重な資料を貰ったんやから、あんたにアドバイスや。あんたは今日から毎晩犯されなあかん。それはわかっとるな?」
男に云われて頷く。
始まってしまえばなんともなくなるだろうけど、知らない人間の男に抱かれるのは化け物に犯されるよりはるかに嫌だった。
化け物は僕を貶めることなく僕を犯したけれど、人間の、特に僕をこれから抱こうとするだろう、とりあえず街で見つけるしかない男達はそうしないだろう。
友達がずっと側にいてくれるとしても、それは辛すぎた。
暴力だってあるかもしれないし。
「人間やなくて化け物に抱かれへんか?」
男は和食よりは中華みたいな口調で言った。
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