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第2話

「んぅ〜」 ガバッ 「俺あいつにヤられて..」 再びあのベットで目を覚ました俺は周りを見渡した (誰もいない、逃げるチャンスなのでは?) そう思った俺はすぐに行動しようとした (よし、今しかない) 俺はベッドから降りて歩こうとしたが 「ツゥ〜〜」 (腰がめっちゃ痛い、やばいでも今このチャンスを逃したら...) 俺は腰の痛みを我慢しながら部屋のドアに向かって歩き出した ガチャ (うわ、広ッ) もしかしたら気づかれてしまうかもしれないと思いゆっくり歩く 「うぁ!」 ガシ 段差に気づかずつまずいてしまった挙句何かに掴まれた 「なんでここに居るんですか」 (誰だ?) そう思い俺は見上げる 「あんたあの時の!」 「組長の秘書の日高 京希(ひだか けいき)です」 「逃げようとしてたんですか?」 「当たり前だろ!あんな事されて逃げないやつがどこにいんだよ!」 「まぁ、確かにそうですね、しかし逃がしませんよ貴方に居なくなられると 私たちが困るんです。あの組長怒らせるとやばいんですから」 「そんなん知るか!てか、いい加減離せよ!」 そう叫ぶ俺を気にもせず俺を元いた部屋に連れ戻す 「今回は組長には言わずにおきますから大人しくしてくださいね」 バタン カチャ (鍵閉めやがった) 部屋を散策してみたが出入り出来そうなのは部屋のドアしか無かった 俺は腰の痛みに我慢できなくなりベッドの上に横になりそのまま眠ってしまった (成世side) さくが眠ってからさくの体を綺麗にしシーツを新らしくしたベッドに再び寝かせる パタン 「あ〜可愛かったなぁ」 「これからもっと可愛い顔見れるって思うと興奮しちゃうな」 「組長そろそろお時間です」 「あーはいはい」 (早く仕事終わらせよ) そう思い俺は表の方の仕事に行った (咲人side) パチ 俺は再び目を開け起き上がった (腰の痛みは引いたかな) そして部屋のドアまで歩きもしかしたらもう開くかもしれないという 希望を持ちながらドアノブに手をかけた ガチャ (あ、開いた) 「あ、起きた?」 そこにはあの男がいた 「ご飯準備してもらったから起こしに行こうと 思ってたんだよ、お腹すいてるでしょ?」 (確かに腹は減っている、でもこいつが用意したものを食べるのは少し気が引ける) 「いらな...」 グゥ〜 「あ、〜〜//」 いらないと言おうとした瞬間に俺の腹がなった 「まぁ、とにかく食べて変なのとか入ってないから」 腹が減っては戦ができぬと言うし逃げるためには体力も いるからとりあいず食べる事にした 「い、いただきます」 パク (うまっ) パクパク 俺は直ぐに食べ終わった 「ご馳走様でした」 (ん?) 食べるのに夢中で気が付かなかったがすんごい見られてる 「なんだよ」 「いや〜食べてる姿も可愛いなぁって」 「は?お前頭大丈夫?この顔のどこがいいんだよ」 「お前じゃなくて『成世』昨日そう呼べって言ったよね?」 「グッ」 (目が笑ってない...!) 「ほら、言ってみて」 「な、ナルセ」 「聞こえなーい、また昨日みたいに体で教えてもいいんだよ?」 「は?ふざけッ...」 「じゃあ早く言って」 「な、成世」 「何?」 (呼べって言ったのお前だろ) 「何もないし、呼べって言ったから呼んだだけ」 「なんだ〜なんでもお願い聞いてあげようとしたのに」 「は?!なんだよそれ」 「でももうダメ〜」 (悪魔かこいつ) 「俺そろそろ仕事行くけど、、逃げんなよ?」 「ビクッ」 コクン 俺はものすごい圧に耐えきれず頷いてしまった 「じゃ、行ってくるね」 「あ、その前にこれあげる」 そう言い成世が出したのは小さい南京錠が付いたネックレスだった 「は?いらない」 「いいから付けて」 そう言いながら拒む俺を押さえつけネックレスを付けてきた ガチャガチャ 「え、取れないし」 「それ俺以外は取れないようになってる特注品だから」 「なんだよそれ...」 「じゃあ大人しく待ってて、行ってくるね」

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