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第8話
ガチャ
「ほんとに一緒に入んのかよ...」
「当たり前じゃんあ、さくの事は俺が洗うから」
「自分でやるからいい」
「俺がやるって言ってんの」
(また圧かけて来たし、こいつの圧には何故が逆らえないんだよな...)
俺は成世にされるがままに洗われた
チャプン
「ちゃんと暖まるんだよ」
少しして成世が俺の後ろに来てバックハグ状態になった
「ちょ、なに」
「いやー癒される」
そう言いながら成世は俺の肩に頭を押し付けてきた
「俺もう出るッ!」
バシャ
「えーもう出るのつまんないな」
そんな成世を無視して俺は風呂を出た
少しして成世が上がってきてから夕飯を食べた
「さく、学校明後日からね」
「え!まじ?!」
「明日京希が制服とか持ってくるから」
「条件おぼえてるよな」
「う、うん」
「本当なら行かせないで家の中で繋いどきたいんだけどな〜」
「大人しく繋がれる俺じゃねーし」
「そーゆう反抗的な態度いつになったら消えるのもっと体に教えた方がいい?」
「まぁ、少しずつ分からせてあげるよ」
「は?何をだよ」
「さくは俺のものってこと」
ゾクッ
「ッ〜〜!」
耳元でそう囁かれ俺は成世から距離をとる
「なんで離れるの」
「危機を感じたから」
俺は正直に答えるそしたら成世は笑いこんなことを提案して来た
「そうださく、今から俺と鬼ごっこしない?」
「は?やだよ」
「30分間俺に捕まらなかったらさくに一日だけ自由をあげるよ」
「自由って何してもどこ行っても良いってこと?」
「そっ、でも捕まったら一日の間少しでもさくに自由はないずっと俺のそばでい俺に遊ばれる」
「どう?やる?」
(1日自由を手に入れればこいつから逃げれるんじゃね?)
「あ、言い忘れてたけど自由って言っても門限には迎えに行くからね」
「門限って6時じゃん!てか迎えに行くって俺の場所わかんなくね?」
「うん、その後はマンションの中なら自由にしていいよ」
「それにさくの場所は分かるよ」
「は?なんで、」
ここ、と成世は首元をトントンした
「まさか...」
「そう、そのまさかニヤ」
「ざっけんな!こんなもん要らねーし!」
そう言いながら俺がネックレスを取ろうとしていると成世は笑いながら
「俺以外は取れないようになってるって渡した時言ったじゃん」
「あー!もう!」
「それで鬼ごっこどうする?やるの?」
(どうする、捕まったら地獄が待ってるけど捕まらなければいい話だよな...)
「...やるッ!」
「じゃあ、範囲はこのマンションの中ねエントランスと裏口には
京希と新沢立たせるから逃げてる間外に出れると思うなよ」
「チッ」
「ん?さく?」
「あ、いや何でもないです...。」
「よし、じゃあ30秒後にスタートね」
俺は靴を履き出る準備をする
「じゃ、今から30秒ねよーいドン」
成世の掛け声の後に俺は玄関から出る
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