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第22話

「ゔ〜あづい、、頭クラクラする...」 成世と風呂に入ると毎回と言っていいほど逆上せてる気がする... 「咲人さん、水飲んで」 「ありがと...」 暁夜が冷たい水を持ってきてくれてそれを受け取ろうとしたら ヒョイ 「え?!」 「何すン...」 チュッ 「ん゙ッ?!」 成世がコップを横取りして俺にキスをしてきた成世を引き離そうとすると 「?!...ゴクン」 成世の口から冷たい水が流れ込んできて反射的に飲み込んでしまった 「ゲホゲホッ...何すんだよッ!//」 「え?口移しニヤ」 「ふざけんなッ自分で飲むッ!」 「ちぇ可愛かったのに」 そういう成世を無視して俺は自分で水を取りに行った 「さくー眠いなら寝ればいいじゃん」 「んー、、」 と成世に言われた 俺はあの後体のだるさも消えテレビを見ながらうとうとしていた 「、、、あっ!」 「?!何どうしたの」 「課題あったの忘れてた…」 「あらら、じゃあ終わるまで寝れないね〜」 最悪だ…眠気がピークなのに課題があるなんて… 「明日の朝やろっか…」 「だーめ今やんの」 「ぅー」 成世は終わるまで寝かせてくれなさそうだし、、しかも苦手な数学、、 「はぁー、やるか」 俺は部屋からカバンを持ってきて課題を机の上にひろげた 「、、、わからん」 前の学校とはレベルが違うから授業内容も今のとこの方が難しいしその分課題も難しい、元々おれが行ってた学校も都内でも良い方の高校だったんだけどな 俺が悩んでいると成世が覗き込んできた 「何が分からないの?」 「えっと、、この問題とこの問題」 「ちょっと見して」 成世はそう言い問題文を読み始めた 「あ〜こっちの問題はねこの公式にこの部分当てはめて解くんだよ、でこっちの問題はこの問題を応用してやってみそれで・・・」 「出来た…!成世教えんの上手くね?」 成世に教えられたとおりに問題を解くとさっきまで悩んでいたのが嘘のようにスラスラと問題を解くことが出来た 金持ってて仕事できて身長も高くて顔もイケメンおまけに勉強も教えられるとか、イラつく… と思ったがそれは口に出さない方がいいと思い心の中に留めた 「まぁ高校辺りまでは全然余裕」 「ありがと」 「ん、どういたしまして」 「やっと寝れる…」 「じゃあもう寝な」 「んー、、おやすみ」 「おやすみ」 俺は課題を終わらして眠さでフラフラな足取りで部屋に向かいベッドに潜り込んだ

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