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第23話
「咲人さん、起きて、朝」
「ん〜、」
と暁夜の声が聞こえてきた、もう朝になったのか
「学校遅れんぞ」
ヌク
「おはょ…」
「おはよ、朝ごはん準備できてるから早く着替えて」
「うん、」
俺は寝ぼけながらも制服に着替えることにした
トコトコトコ
「いただきます」
相変わらず暁夜の飯は上手い、いくらでも食べれそう
「成世どこいったん?」
「組長今日は朝から組の方の仕事らしいよ」
「ふーん、」
「あ、これ組長が渡しとけって」
「スマホ…ありがと」
昨日成世に没収されたスマホを暁夜から返されてそれを受け取りポッケに入れた
「よし、そろそろ行くか」
暁夜はそう言い玄関に向かった俺もその後を続いて向かった
暁夜の運転は見た目に反して慎重だったまぁ、免許取ってまだ1年経ったくらいらしいし皆そんな感じなんかな
「今日の送迎は俺だから終わったらLI○Eして」
「わかった」
昨日と同様敷地内の駐車場まできて車から降りた
校舎まで歩いていると
「咲人ーーー!!」
ドドドドドド
ガシッ
「ゔッ…朝からなんだよ春弥」
春弥が後ろから猛ダッシュで走ってきて俺に力強く抱きついてきた
もう少し後ろを見ると流星も来ていた
「何だよじゃねーよ!昨日途中から返信来なくなって何かあったのか心配したんだぞ!」
「あー、、それはごめんちょっと事情が…てかそろそろ離して?」 」
「そうだぞ春弥、咲人が可哀想だろw」
といつの間にか俺たちに追いついてきていた流星が春弥に言った
「いや、お前可哀想とか絶対思ってないだろ、笑ってんじゃねーかよ」
「いや〜?そんな事ないよw」
「そんな事あるだろ!春弥は早く離せ!」
俺が怒鳴りながらそういうと
「ちぇ〜しょーがねーな」
春弥はブーブー言いながら俺の事を離した
その後俺たちは教室に向かい昨日と同じように授業を受けてあっという間に放課後になった
「咲人ー、今日この後遊び行かね?」
「え、、」
今日は部活が休みらしい春弥と流星と帰りの用意をしていると春弥が提案してきた
「やだ?」
「あ、いやそうゆう訳じゃないんだけど」
「じゃあ行こーぜ!流星も居るし!なッ!」
「うん」
「うーん…」
遊びたいけど成世が許してくれないし……
ネックレス問題が……
「あ、この学校ってペンチある?」
「ペンチって…多分木工室にあると思うけどなんで」
と流星が教えてくれた
「まぁ、必要なんだよ」
「じゃ、ちょっとまってて」
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