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第24話
俺は流星に木工室の場所を教えてもらってペンチを取りに行った
そのペンチで何をするかと言うと
「ふんッ!」
パキ
「え、、よっしゃッッ!!」
成世につけられたネックレスは意外と簡単に切る事が出来た
「あとはこれを教室にやって・・・」
「お、きたきた」
「何してたんだ?」
「あー、ちょっと準備を」
そういえば暁夜にLI○Eしろって言われてたんだっけ、
遅くなっても怪しまれそうだな、、
俺は言い訳を考えて暁夜とのLI○Eを開いた
「暁夜、今日掃除当番と委員会重なった」
『じゃあ、終わるまで朝の駐車場で待ってるから』
そう来るか…まぁ時間稼ぎはできるしいいか
「わかった、なるべく早く行く」
『ほーい』
よし、これで暁夜にはしばらく疑われないだろう
だとしてもちょっと怖いんだよな…
いや、もう成世なんか気にする必要は無い
このまま逃げ切れば俺は自由だし
「じゃ、今日は咲人も居るんだし親睦会も兼用しよーぜ!」
「いいな、それどこ行くか」
「んー、咲人どっか行きたいとこある?」
「?咲人」
「あ、な、なに?」
考えることに夢中で春弥に聞かれても気が付かなかった
「だからーどっか行きたいとこある?」
「特にない」
「そっか〜、じゃ、ゲーセン行かね?」
ゲーセンかここ数年行ってない気がするな
てかこの学校のA組ってことは春弥も流星も良い家柄な筈だけど意外と自由なんだな
「あぁ、いいよ」
「じゃあ、そうするか」
行くところが決まった俺たちは歩き出した
ゲーセン────
「うわっ惜しぃぃ!!」
俺は春弥が騒いでるのを流星と見ていた
「取れねぇな違うのやろーぜ」
春弥がそういい俺たちはカートゲームなどが出来るコーナーに向かった
「ふぅー遊んだ遊んだ」
「もう日落ちそうだな」
俺は今の時刻を見ようとスマホを開いた
今の時間は…18時になるところ…
えッ!暁夜からメッセージと電話がめっちゃ来てる…
遊びに夢中になってて気づかなかったんか
そんな事を思いながらスマホをポッケにしまっていると後ろから声が聞こえた
「咲人君、こんな所にいたんですか」
え、、この声は…
「ひ、日高さん…何でここに」
「なんでってあなたが居なくなったから組員総出で探してたんですよ」
ッ…思ったより早くバレたようだ
「えっ?!なに?!誰?!」
と春弥の声が聞こえその方を見ると組員らしき男2人が春弥と流星を捕まえていた
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