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第29話

1日後──── あの日から3日くらい経ったが成世が帰ってきたのを俺は見てない 相変わらず食欲がわかないしすぐ泣いちゃう 今日は朝起きたら頭がガンガンするし喉も痛いし身体が重い 辛い… ガチャ 「咲人くん?」 ベッドから降りることも出来ずにそのままでいると俺が来ないから心配して見に来たのか安積さんが入ってきた 「...どした?!」 「ゴホッゴホッ…あ゙たま痛い…」 俺はガラガラな声でそう言った 「え?!ちょっと待ってろ」 安積さんは俺が頭痛いと行ったら慌てて部屋から出ていった ピピピ ピピピ 「39度6分か…」 安積さんは体温計を思ってきて俺の脇に入れ込んだ 俺の体温を測り終わると 「もしもし、京希さん?」 と安積さんは恐らく日高さんに電話をかけた (安積side) いつも昼前には部屋から出てくる咲人くんが今日はまだ出てきてない 何かあったのかと思い咲人くんの部屋に向かった 咲人くんの部屋は確か1番奥の所だっけ ガチャ 「咲人くん?」 呼びかけながら部屋に入ると顔を赤く火照らして息苦しそうにしてる咲人くんがいた 「...どした?!」 俺はその姿を見て咲人くんのそばに駆けつけてそう聞いた 「ゴホッゴホッ…あ゙たま痛い…」 咲人くんはガラガラな声でそう言った 「え?!ちょっと待ってろ」 俺は咲人くんにそう伝え体温計を探しに行った この家に体温計なんてあるのかと思いながらリビングへと向かった あ! 俺は救急箱的なものを見つけた多分組長が咲人くんのために用意しといたものだろう 箱を開けて箱の中に体温計がないか探した 「あった…!」 すぐに咲人くんのところに戻って体温を測る ピピピ ピピピ 「39度6分か…」 結構高いな… 京希さんに連絡しなきゃだな プルルルルル プルルルルル 「もしもし、京希さん?」 『なんだ』 「咲人くん何ですけど、高熱出しました」 『…永宮をそちらに向かわせる、お前はそれまで看病してろ』 京希さんは一瞬動揺していたがすぐに医者の手配をしてくれた 「はい、」 「取り敢えず身体拭くやつと追加の布団持ってくるか」 俺は部屋から出て看病に必要なものを取りに行った (安積side end)

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