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第30話

安積さんがタオルと俺の着替えとかを持ってきてくれた 「少ししたら医者来るから」 そう言いながら俺が寒くならないようにしてくれていた ピンポーン ?? 誰か来た? 成世…じゃないよな…ハハ ガチャ 「こんにちは、永宮 勇進(ながみや ゆうしん)です」 「この人は組の専属医だ」 ゴホッ…専属医がいるとか流石だな… 「取り敢えず検査するから少し頑張ってね」 コクン そう言い永宮さんは検査を始めた 「うーん、最近情緒は安定してる?」 永宮さんは安積さんにそう聞いた 「いや、、最は近すぐ泣いたり大声出したりするのが多い気がするッス」 「やっぱ…」 (成世side) さくが逃げた日俺はさくに手を挙げた 今帰ってもさくに怖がられるのがこわくて3日間帰ってない 「はぁー、やる気が出ない…」 今日も仕事がはかどらない… コンコン 「組長、失礼します」 ガチャ 京希がノックをして入ってきた 「咲人くんが」 ガタッ 「?!さくがどうしたの?!」 「熱を出したそうです」 「は?!何で…」 「...落ち着け、永宮によると心因性発熱と言うやつらしい」 俺が焦っていると京希の口調が表向きの時ではなくなった 「簡単に言うとストレスによる発熱」 ストレス…? 「安積の報告によるとここ3日毎日大声出したりすぐに泣いたりしてたらしい」 「咲人くんを連れて帰った日も俺の前で号泣してたし、」 さくが号泣した…?あのいつも強気なさくが、 俺が呆然としていても京希は話を続けた 「はぁー、よっぽどお前に殴られたのがショックだったんじゃねーのか」 本当は今すぐ帰ってさくのそばで見守りたい… でも俺が原因で熱出してんのに、さくにもっと怖がられるし そう思っていると着信音がなった ピリリリリ ピリリリリ 永宮からだ 「もしもし、さくはどう?」 『それが組長の事呼んでるんですよ』 …え?さくが俺の事呼んでる?そんな事が有り得るのか? 「本当?」 『嘘なんかつきませんよ、さっきから寝ながら組長の名前呼んでるんですよ』 「分かった、今すぐそっち行く」 ピッ

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