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第32話

1日後──── 俺は熱が下がったのか身体のダルさや頭痛もしない 熱を出してる時の記憶は所々覚えてない けど何かすっごい恥ずかしい事した気がする… 「俺何した…?!」 成世の事を夢の中で呼んだことは覚えてる んー、、まぁ、取り敢えず部屋から出るか ガチャ 「さく!熱下がったの?」 俺が部屋から出ていくと成世がすぐに反応してよってきた リビングには成世の他に日高さんと安積さんが居たが成世に気を使ってか 何も言ってこなかった 「あ、うん…」 「てか、成世何で帰ってこなかったんだよ」 俺がそう聞くと成世は あー… と言いながらソファに座った 俺も成世を追いかけるようにして座っている成世の前に仁王立ちした 「さく、、ぶってごめん!!」 ……ぇ 「自分でもさくに手あげるほど焦ってるとは思わなくて」 「頭冷やす期間として帰ってこなかった」 成世に謝られるのは変な気分になる 「だからって、、帰えらないなら帰らないって教えろよ…」 あー、また目に涙溜まってきた…ほんと俺の涙腺どうした 「さく?」 「いきなり居なくなんなよ!!…グス」 俺は成世にちょっと声を大きくしてそう言った 「……さく、俺が居なくて寂しかったん?」 …コクン 「…俺の事、、好き?」 ………コクン 俺は成世の問に対して目に涙を溢れさせながら頷いた グイッ 「やっばッ!嬉しすぎる」 成世は俺の事を引き寄せてぎゅうっと抱きしめてきた 「ちょッ…苦しい…離せッ!」 俺が成世の腕の中でもがいていると上から別の声がした 「組長!!咲人くん起きたならまず俺に連絡しろって言いましたよね!!」 いつの間にか来ていた永宮さんが成世に向かってそう叫んだ やっぱ…永宮さんつえぇ… 成世は だってぇ と言い訳をしようとしてたが永宮さんに言い押されていた 「咲人くん、もう身体の調子は大丈夫?」 永宮さんは成世に対する表情とは別の優しい表情で俺に聞いてきた 「はい、もう大丈夫です!」 俺は成世の腕の中に収まりながらそう答えた 「良かった、でもまだ無理は禁物だよ」 はーい と俺は答えた その後永宮さんに言われたのは ・ストレスを貯めないようにする ・身体の調子がおかしかったら連絡をする ・気持ちの整理ができなくなったら連絡をする だった その後成世が俺のスマホに永宮さんの電話番号とLI〇Eを登録してくれた、 ちなみにスマホはまだ返して貰えなかった

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