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第42話
「じゃあ、さく俺今日仕事だから大人しくしとけよ」
ま、動けないと思うけど と成世は言いながらスーツに着替えていた
「うるせぇッ...」
俺が少しムスッとしていると成世は
笑いながら俺の頭を撫でてきた
「だから!子供扱いすんなッ//」
「はいはい、じゃ行ってきます、すぐ安積くるから」
「ん、行ってらっしゃい...」
「んー、暇だ、皆学校行ってんだろうぁ...」
俺は1時間くらい身体を起こしてYouTube見ていたがそれも飽きてきてベッドの上にドサッと横になり独り言を呟いた
皆学校行ってるからLINEまだ出来ねぇし...
「リビング行くか...」
腰の痛みもとてもじゃないけど我慢できないことも無いし頑張れば行ける
ガチャ
「ん?あれ安積さんじゃん、もう来てたんだ」
「咲人くん、こんちわ」
気付かぬうちに来ていた安積さんが相変わらず明るい雰囲気で挨拶をしてきた
「ども、、あ、そうだ安積さん湿布あるか分かる?」
「湿布?どっか痛いんか?」
腰が痛いとか言えねぇ...
「あー、、ちょっと待ってな」
あ〜〜!//俺が腰に手あててたから絶対バレただろ...何あの察した感じ...恥っずッ!!
「湿布あったぞ〜いやぁ、まさかあの組長のうちに救急箱あるとは思わなかったよ」
「ありがとうございます...」
まぁ、確かに成世のうちに救急箱なんか無さそうだした
「咲人くんが熱出した時も体温計あるとは
思わなかったし」
「あ、あの時はありがとうございました」
安積さんは 全然いいよ と言い話の続きを話し始めた
「あの救急箱見た感じ新しかったし咲人くんのために用意したとしか俺思えないんだよね〜」
「は?俺のために?成世が?」
確かに成世は俺のために色々とやってくれてるけど...
「いや、咲人くん自分が思ってるより大切にされてんぞ?」
昨日めっためたに犯されたばっかです...
まぁ、俺が悪かったところもあるんだろうけどさ
「咲人くんが熱出した時の組長の焦り具合よw」
そんなに凄かったんだ...w
少し見たかったなとも思いながらも他人から自分は大切にされていると言われるのは
気分がいいし、自然と笑みがこぼれる
てか、これだと俺すげぇ惚気けてね?
恥ずかしくなってくる...//
「咲人くん?」
頭の中で独り言を言うのに夢中で呼び掛けに気が付かなかった
この癖なかなか治らないんだよな...
「え、、あ、何?」
「お昼過ぎちゃったけどなんか食べたいのある?」
「お腹すいてない」
ほんと最近自分でも食が細くなったと自覚してる、なんか食べないといけないのは
分かってんだけど、食べられないしな...
「いや、なんか食べてもらう。じゃないと俺組長に殺られる」
成世め......俺が食べないって言うの分かってて安積さんに伝えてんな
「え〜、じゃあ何でもいい軽めのやつなら」
「へいへ〜い」
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